リクルートエージェントは業界最大級の求人数を保有する大手転職エージェントです。
リクルートエージェントに興味を持っている人の中には「面談はしたくないけど、登録だけしてしてみたい」「求人情報だけ閲覧したい」「転職を前提に求職活動実績を作りたい」という人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、リクルートエージェントを「登録だけ」で使いたい人向けにもわかりやすく、メリット・デメリットや利用の流れを解説します。
登録した後に面談を希望しない方法や、登録だけして賢く活用するコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
リクルートエージェントは登録だけでも可能
結論から言うと、リクルートエージェントは登録だけでも利用は可能です。
登録を済ませると、非公開求人の閲覧やスカウト機能、セミナーの視聴などの機能が開放されます。
面談や応募は任意のため、登録したからといって求人応募や面談を強制されるわけではありません。
情報収集だけの利用も許容されているため、「今すぐ転職する予定はないけれど、どんな求人があるのか気になる」「転職市場の動向を知っておきたい」「転職を前提に求職活動実績を作りたい」という人に適しています。
リクルートエージェントのセミナーで求職活動実績を作りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。
リクルートエージェントに登録した後の流れ
リクルートエージェントに登録した後は、希望に応じて面談をおこなうかどうかを選べます。
- 面談を希望する場合
- 面談を希望しない場合
それぞれのケースに応じた流れは以下の通りです。
面談を希望する場合
リクルートエージェントとの面談を希望する場合は、登録後に連絡が届くので、その際に面談の日程調整などをおこないます。
- リクルートエージェントに登録
- キャリアアドバイザーから電話連絡が入る
- 希望の面談日時・面談方法を伝える
- 希望日時に初回面談を実施
面談方法は「対面」「オンライン」「電話」の3種類から選べます。
面談では、これまでの経歴や今後の希望条件を詳しくヒアリングされ、その内容をもとに担当アドバイザーが求人を紹介してくれます。
その後、応募書類の添削や面接対策などの本格的な支援がスタートします。

早期に転職を考えている人には、面談を受けて本格的に動き出すことをおすすめします。
面談を希望しない場合
面談をしたくない場合は、登録後に連絡が入った段階で「面談は遠慮します」と伝えましょう。
面談なしでも、マイページ上で一部の求人閲覧やスカウト機能などの基本的な機能を活用できます。
ただしアドバイザーから個別の求人紹介や応募サポートは受けられないため、求人の質やマッチ度に不安が残ることもあります。
また面談をおこなわない場合は、非公開求人への応募が制限されるケースもあるので、本格的な転職活動にはやや不向きです。

リクルートエージェントに登録だけするメリット
リクルートエージェントに登録だけするメリットは、主に3つあります。
非公開求人を閲覧できる
リクルートエージェントに登録すると、一般には公開されていない非公開求人がマイページ上で閲覧できます。
非公開求人は企業側の意向で一般公開されておらず、登録者にのみ表示される仕組みです。
リクルートエージェントは非公開求人を多数保有しており、登録だけでも一部の非公開求人を閲覧できます。
転職エージェント | 求人数 |
---|---|
リクルートエージェント | 917,620件 (非公開求人305,520件含む) |
doda | 254,670件 (公開求人数+非公開求人数:279,020件) |
マイナビエージェント | 求人多数 |
他社の大手転職エージェントと比較しても、リクルートエージェントの求人数は圧倒的です。
非公開求人を見るだけでも「自分の経歴で応募できそうな求人があるか」「条件の良い求人はどれか」といった情報を把握でき、他の転職サイトでは見つからない求人と出会えるチャンスが広がります。

企業からスカウトを受け取れる
リクルートエージェントでプロフィールを登録すると、興味を持った企業から直接スカウトが届くこともあります。
特に職務経歴やスキルをしっかり入力しておくと、企業側が興味を示し、マッチング率の高いスカウトを受け取れる可能性が高いです。
すぐに転職する予定がなくても、どのような企業が自分に興味を持っているかを知ることができ、自信にもつながります。

イベント・セミナーに参加できる
リクルートエージェントでは転職活動に役立つセミナーやイベントを多数開催しており、登録後に参加申し込みが可能になります。
登録者限定で開催される転職フェアや業界別セミナーなどのイベントにも参加できるため、転職市場の情報収集に効果的です。
またイベントやセミナーは、履歴書の書き方や面接対策、業界ごとの求人動向解説など実践的な内容が多く、初めて転職活動をする人には心強い味方になります。
オンライン開催も多いため、全国どこからでも参加が可能です。地方から都市部への転職を検討している人も、情報収集の一環として登録しておく価値は十分にあります。

(出典:リクルートエージェント|転職セミナー・イベント・フェア)
「面接の意図や捉え方が分かった」「職務経歴書の効率的な書き方・まとめ方がよく分かった」という高評価が多いので、転職活動のコツ・ノウハウを学びたい人におすすめですよ。
リクルートエージェントに登録だけするデメリット
リクルートエージェントは登録だけでも利用は可能ですが、いくつかデメリットもあります。

事前にメリットだけでなくデメリットも把握して、本当に登録すべきかどうか慎重に判断しましょう。
面談をしないと求人に応募できない
リクルートエージェントは登録するだけでも求人の閲覧はできますが、求人(特に非公開求人)への応募にはキャリアアドバイザーとの面談が必要です。
担当のキャリアアドバイザーが応募書類の添削や推薦文を出す体制が基本のため、面談をしないと求人への正式応募はできません。
実際に転職活動を進めるためには、キャリアアドバイザーとの連携が必須です。登録だけでは、単なる「求人検索サイト」としてしか利用できない点に注意しましょう。

「登録だけしておいて、良い求人があったら応募したい」という人は、キャリアアドバイザーとの初回面談を済ませておくことをおすすめします。
3ヶ月以内に転職しないとサポートが終了する
リクルートエージェントでは、原則として「3ヶ月以内に転職する意思がある人」をサポートの対象としています。
そのため登録後に面談を受けず、かつ3ヶ月を過ぎても転職活動をおこなわなかった場合、キャリアアドバイザーからのサポートが止まる可能性があります。
リクルートエージェントの転職支援サービスの提供期間は、面談から転職先が決まるまでの約3カ月を目安としています。約3カ月を目安にしている背景のひとつに、実際に多くの方が約3カ月程度で転職先を決定していることが挙げられます。
ただしこれはあくまで目安であり、ご本人の置かれている立場や求人の状況によってはこの限りではありません。
3ヶ月以内に転職が決まらない可能性が高い場合や転職活動を本格検討していない場合は、事前にその旨を伝えておくのが得策です。
また本格的に転職を考えている人でも、転職するタイミングが1年後など先の予定である場合は、再登録が必要になるケースもあります。
そのため、リクルートエージェントに登録するタイミングや転職時期の見通しには注意が必要です。

「サポート期間の制限を気にせず利用したい」「転職活動をじっくりおこないたい」と言う人には、マイナビエージェントの利用がおすすめです。
マイナビエージェントではサポートの利用期間を設けていないため、転職活動が長期化した場合に途中で支援を打ち切られる心配がありません。
そのため、時間をかけて自分に合った企業や職種を納得いくまで探せますよ。
電話がかかってくる
リクルートエージェントでは、登録した直後に0120070585の電話番号から連絡が入ることがあります。
これはキャリアアドバイザーからの電話連絡であり、初回面談の日程調整やサービス案内のためにおこなわれます。
- 本人確認・登録内容の確認
- キャリアカウンセリング(初回面談)の日程調整
- 求人紹介
- 選考中の状況確認
- 内定通知・提示条件の確認
面倒だからといって担当者からの電話連絡を無視し続けていると、アカウントが非アクティブ扱いになってしまい、サービスの利用が制限されることもあります。
電話を避けたいなら、事前に「今は面談を希望しない」と明確に伝えておくことが大切です。

リクルートエージェントに登録だけして賢く活用するコツ
リクルートエージェントは、大手エージェントならではの手厚いサポートが用意されています。
登録だけでもサポートを受けられるので、うまく活用して転職活動を効率よく進めましょう。
転職・キャリア相談をする
リクルートエージェントには業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているので、相談するだけでも利用価値があります。
「どんな仕事が向いているのか」「どの業界・職種に需要があるのか」といったアドバイスを得ることで、自分では気づいていなかった強みやキャリアの選択肢が見つかることもあります。
今すぐ転職しなくても、自身の経歴やスキルを客観的に見直す機会になるので、わからないことがあれば遠慮せずに相談してみましょう。

現時点で転職するかどうか迷っている人こそ、まずは相談だけでもしてみるのがおすすめです。
求人・企業の情報収集に役立てる
リクルートエージェントに登録すると、一般には公開されていない非公開求人など、豊富な情報にアクセスできます。
求人票には職種・年収・勤務地などの詳細な情報が掲載されており、応募先の企業選びや面接対策にも活かせます。
また過去に同じ企業に応募した人の傾向や通過率などのデータも得られるため、転職活動の情報収集ツールとして非常に有効です。

自分の希望条件に合った職場を見つけやすくなるだけでなく、ミスマッチを防ぐうえでも効果的です。
他の転職エージェントと併用してサービス内容を比較する
リクルートエージェントだけでなく、他社の転職エージェントも併用することで、サービスの質や求人内容を客観的に比較できます。
転職エージェントは、それぞれ得意な業界・職種、キャリアアドバイザーの対応、非公開求人の種類が異なります。
そのため複数社に登録してサービスを比較し、自分に合ったサポートや担当者を見極めることが重要です。

複数の転職エージェントを併用することで視野が広がり、より良い求人に出会える確率も高まりますよ。
- リクルートエージェント
転職支援実績No.1!日本最大級の定番エージェント - doda
転職者満足度No.1!サポート力に定評のある転職エージェント - マイナビエージェント
20代支持率No.1!若手を採用したい企業の求人が多数
転職エージェントを複数利用するメリットを知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
リクルートエージェント以外にも登録すべき転職エージェント
転職を成功させる鍵は、複数のエージェントを使い分けることにあります。
リクルートエージェントは業界大手のサービスですが、他社エージェントが持つ独自の強みにも注目することで、より自分に合った求人やサポートを得られます。
ここでは、リクルートエージェントと併用すべき3社を紹介します。
doda
dodaはパーソルキャリアが運営する大手転職エージェントで、求人情報の豊富さと転職支援の両方を兼ね備えたサービスです。
特に職種の幅の広さとスカウト機能が魅力で、20代から40代まで幅広い年代に支持されています。
また職務経歴書自動作成ツールなどの便利な機能も充実しており、転職初心者でも使いやすいのが特徴です。

運営会社 | パーソナルキャリア株式会社 |
---|---|
公式サイト | https://doda.jp/ |
求人数 | 254,670件 (公開求人数+非公開求人数:279,020件) |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 営業/SE・エンジニア/建築・土木・不動産/機械・電機/企画/管理など |
面談方法 | オンライン/電話 |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/横浜/札幌/仙台/静岡/名古屋/大阪/京都/神戸/岡山/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
マイナビエージェント
マイナビエージェントエージェントは、20代〜30代の若手社会人や第二新卒に強い転職エージェントです。
若年層向けのキャリア相談や書類添削が充実しており、初めての転職にも適しています。
また他社では紹介していない独占求人や未経験からチャレンジできる求人も豊富なので、選択肢の幅を広げたい人におすすめです。

運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
求人数 | 求人多数 |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 営業職/I技術職/医薬・医療系職/販売・サービス系職/クリエイティブ職/企画・管理系職/金融系など |
面談方法 | 対面/オンライン/電話 |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/神奈川/北海道/宮城/愛知/京都/大阪/兵庫/福岡 |
2025年9月時点の情報
ビズリーチ
ビズリーチは、国内最大級のハイクラス・管理職向け転職サービスです。
年収1,000万円以上の求人が4割以上を占めており、外資・日系大手などのさまざまな企業、厳正な審査を通過した優秀なヘッドハンターからスカウトが届きます。
無料での利用も可能ですが、有料登録すればすべての求人の検索・閲覧・応募が可能になります。

運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
求人数 | 公開求人数+非公開求人数:38,2940件 |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 経営/管理/マーケティング/営業/コンサルタント/IT技術職/金融/サービス/広告など |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/静岡/名古屋/大阪/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
リクルートエージェントの登録によくある質問
リクルートエージェントを登録するうえで、よくある質問と回答をまとめました。
リクルートエージェントに登録したら会社や職場にバレる?
リクルートエージェントが登録情報や転職活動の内容を外部に漏らすことはありません。
職場への連絡も一切おこわれないため、登録したことが会社にバレる心配はありません。また企業側にも求職者の情報は匿名で提供されるため、在職中でも安心して利用できます。
事前に「現職に知られたくない」と伝えれば、特定企業への情報開示を制限する対応も可能です。
リクルートエージェントと面談したくない場合の断り方は?
リクルートエージェントとの面談を避けたい場合は、メールや電話で「都合が合わない」「まずは求人だけ見たい」などと伝えるのが得策です。
エージェント側も面談は任意としているため、強制されることはありません。
メールや電話のみで求人紹介を受けることも可能なので、自分のペースで進めたい人は遠慮なく希望を伝えましょう。
リクルートエージェントが「ひどい」「怖い」という評判は本当?
リクルートエージェントの口コミには「対応が事務的」「応募を急かされる」といったネガティブな声も見られます。
しかし悪い評判の多くは、担当者との相性やコミュニケーション不足が原因です。
実際には「的確なアドバイスをもらえた」「求人の質が高い」といった高評価も多く、全体としては信頼性の高いサービスといえます。
担当者の変更は可能なので、相性が合わないと感じた場合は早めに相談しましょう。