「東京しごとセンターのオンラインセミナーは求職活動実績になる?」「失業認定申告書の書き方がわからない」「他に効率的に求職活動実績を作る方法は?」と考えていませんか?
正しい手順を踏んで、効率よく求職活動実績を作ることが大切です。
本記事では、東京しごとセンターのオンラインセミナーを実績にするための5ステップ、失業認定申告書の正しい書き方、その他効率よく実績を作る方法について解説します。
【結論】東京しごとセンターのオンラインセミナーは求職活動実績になる
結論、東京しごとセンター主催のオンラインセミナーへの参加は、求職活動実績として認められます。
東京しごとセンターは、東京都が設置する公的な就職支援機関です。ハローワークが定める「公的機関による職業相談・職業紹介等」の活動として認められるため、安心して活用できます。
東京しごとセンター主催のオンラインセミナーへの参加を求職活動実績として活用する際に重要なのが、正しい手続きと記録です。
本記事の後半で解説しますが、失業認定申告書に正しく活動の事実を記載して明確に求職活動実績を示す必要があります。
また、必要に応じてセミナーの受講証明書などを提出できるように準備しておくことも大切です。

求職活動実績の基本的なルール
失業保険を受給するには、一定期間内に定められた回数以上の求職活動実績が必要です。
求職活動実績はハローワークが定める失業保険の受給資格のひとつであり、活動実績がなければ失業認定がされず、受給できません。
認定期間(通常4週間)ごとに必要な活動回数や内容が定められており、基本的なルールに従う必要があります。

まずはハローワークのガイダンス資料を確認してみてください。
求職活動実績になる活動・ならない活動
求職活動実績として認められる活動は具体性があり、求職に直接結びつく行動です。そのため、漠然とした情報収集や個人的な活動は認められません。
求職活動実績を効率的に作るためには、実績になる活動・ならない活動を正確に把握しておくことが大切です。
ここでは、求職活動実績になる活動・ならない活動について、それぞれ解説します。
- ハローワーク以外で求職活動実績になる活動
- 求職活動実績にならない活動
ハローワーク以外で求職活動実績になる活動
ハローワーク以外での活動でも、求職につながる活動は求職活動実績として認められる場合があります。
たとえば、以下のものがあります。
- 転職エージェントの利用(面談・キャリア相談など)
- 求人応募、面接
- 資格取得のための講座の受講
転職エージェントとの面談や職業相談、求人への応募、面接、オンラインセミナーへの参加は、再就職に向けた行動とみなされます。
また、再就職に直接結びつく内容であれば、資格取得のための講座受講もハローワークの判断で認められることがあります。ただし、事前の条件確認が必要です。

転職エージェントのセミナーは専門的な知見が得られるため、積極的に利用しましょう。
なかでもリクルートエージェントは、数多くの実績を持つ転職のプロフェッショナルです。
リクルートエージェントのオンラインセミナーは聞くだけの参加もでき、場所を問わず手軽に利用できるのがメリットです。情報提供にとどまらず、キャリア形成を強力にサポートします。
ぜひ一度、詳細をチェックしてみてください。
リクルートエージェントやdodaのオンラインセミナーに関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
求職活動実績にならない活動
ハローワークは、求職活動として「早期の再就職」につながる具体的な活動を求めています。
客観的な証拠や活動内容が不明確なものは、認定が難しいと判断されて、実績として認められません。
たとえば、以下の行為は求職活動実績にはなりません。
- インターネットで「求人情報」を眺めるだけ
- 家族や友人に「仕事の相談」をするだけ
- 自己都合による応募の取り消し
単なる情報収集や個人的な相談は、求職活動とはみなされません。また、自己都合での応募取り消しは、就職意欲が低いと判断されるため実績として認められない行為です。

何が実績になるか迷ったら、ハローワークに確認してみてください。
東京しごとセンターのオンラインセミナーを求職活動実績にする5ステップ
東京しごとセンターのオンラインセミナーを求職活動実績にするには、次の5つのステップを確実に踏む必要があります。
これら一連の手順を正確におこなうことで、失業保険を滞りなく受給することが可能です。
1.東京しごとセンターP-jobページでセミナーを検索・選択する
まずは、「東京しごとセンターP-jobページ」で自分に合ったセミナーを見つけましょう。
求職活動実績として認められるセミナーかどうかを確認し、自分の目的に合ったセミナーを選択することが大切です。
自身の状況に合ったセミナーを選ぶことで、より有意義な求職活動につながります。
P-jobページでは、さまざまなテーマや開催形式のセミナーが掲載されています。「オンライン」「求職活動実績」といったキーワードで絞り込み検索をおこない、興味のあるセミナーの詳細を確認してみてください。

積極的に情報収集をおこない、最適なセミナーを見つけましょう。
2.参加希望のオンラインセミナーに申込み手続きをする
参加したいセミナーが見つかったら、申込み手続きをおこないましょう。セミナーへの参加登録を正確におこない、申し込み完了のメールなどを保管することが重要です。
多くのオンラインセミナーでは、申し込み後に確認メールが自動送信されます。このメールには、セミナーのURLや日時、問い合わせ先などが記載されているため、印刷またはデジタル保存して残しておきましょう。

焦らず、確実に手続きを完了させましょう。
3.セミナー参加とアンケート回答で受講確認書を取得する
セミナー受講後は、受講の事実を証明できる確認書を取得しましょう。セミナー参加が実績となるためには、実際に受講したという客観的な証拠が必要なためです。
受講確認書(受講証明書)は最も確実な受講の証明になるので、ハローワークに提出を求められる場合に備えて、発行しておきましょう。
セミナーによっては、終了後にWeb上でのアンケート回答が受講証明書発行の条件となっている場合があります。アンケートの案内をよく確認し、忘れずに回答してください。

忘れずに確認書を取得しましょう。
4.失業認定申告書を正確に記載しチェックする
セミナーに参加した後は、参加したセミナーの情報を失業認定申告書の適切な欄に記載しましょう。
失業保険を受給するには、ハローワークが指定する書式に沿って正確に記載する必要があります。東京しごとセンターの活動であることを明確に示し、スムーズな認定につなげることが大切です。
申告書の具体的な書き方については次項で詳しく解説します。

5.ハローワークで失業認定申告書を提出する
失業認定日には、「失業認定申告書」と、必要であれば「求職活動実績の証明書」をハローワークへ提出してください。
最終的にハローワークの担当者が内容を確認し、求職活動実績として認定するか判断します。
認定日の前に、申告書とすべての控えを再度確認し、漏れがないかチェックしましょう。

もし心配な点があれば、窓口で質問して解消しておきましょう。
失業認定申告書|正しい書き方のポイント
失業認定申告書にはセミナー名称、受講日、実施機関名などを正確かつ具体的に記載し、適切な欄にチェックを入れることが必須です。
ハローワークが定める書式と記載ルールに従わなければ、不備として実績が認められない可能性があります。そのため、正確な情報提供は、失業保険の適正な受給に不可欠です。
ここでは、失業認定申告書の正しい書き方のポイントについて解説します。
セミナー名を具体的に記載する
セミナー名を記載する際は、参加したセミナーの正式名称を、省略せずに正確に記してください。
ハローワークがセミナー内容を確認する際に必要となるためです。曖昧な記載では、どのセミナーに参加したのか特定できず、実績として認められない可能性があります。
以下のように、セミナーの正式名称と開催内容を詳しく記載しましょう。

「公的機関による職業相談・職業紹介等」欄へチェックを入れる
東京しごとセンターは東京都が設置する公的な就職支援機関であるため、「公的機関による職業相談・職業紹介等」の区分に該当します。
スムーズに実績として認定されるためには、正しい欄にチェックを入れることが重要です。
失業認定申告書の「求職活動の状況」欄の下部に、「公的機関による職業相談・職業紹介等」という項目がありますので、ここに以下のように「〇」または「✓」をつけましょう。
ハローワークは、活動が公的な支援機関によるものかどうかを重視します。不適切な欄にチェックを入れると、確認に時間がかかったり、実績として認められなかったりする可能性があるため、注意しましょう。
ルールどおりに受講日を記載する
セミナーを受講した年月日を正確に記入することが大切です。求職活動実績は活動日にもとづいて判断されるため、日付の正確性が重要になります。
また、記載ルールに従うことで、不備による差し戻しを防ぎスムーズな認定につながります。
セミナー受講日は、「活動日」欄に以下のように記載します。

期間外の活動は実績として認められません。
実施機関名「東京しごとセンター」の記載位置に注意する
実施機関名「東京しごとセンター」は、申告書の指定された欄に明確に記載することが求められます。
「どこの機関のセミナーに参加したか」を、ハローワークが判断するために必要な情報です。正しい位置に記載しましょう。
ハローワークの担当者がおこなう確認作業を円滑にし、間違いなく実績として認定されます。
申告書の「求職活動の状況」欄には、活動内容を記入するスペースと、その活動をおこなった「実施機関名」を記入する欄があるので、「東京しごとセンター」と正確に記載しましょう。

オンラインセミナーに参加する際の注意点
オンラインセミナーは便利である反面、オフライン(対面)とは異なるいくつかの注意点があります。
貴重な時間を無駄にせず、有益な情報を得るためには、事前の準備と参加中の心がけが重要です。
ここでは、オンラインセミナーを最大限に活用し、トラブルなく参加するために押さえておくべきポイントを解説します。
申込み時の必要情報を確認し準備をする
セミナーを申し込む際には、氏名・連絡先・希望職種などの情報が必要です。
情報に不備があると、申し込みが「完了しない」または「参加できなくなる」可能性があります。
セミナーの案内ページで「申し込みに必要なもの」の項目を確認し、事前に準備しておきましょう。

事前確認などをしっかりしてセミナーに備えましょう。
参加当日のネット環境とデバイス設定の確認をする
セミナーの参加前に、インターネット接続の安定性や使用するPC・スマートフォンの設定を必ず確認しましょう。
オンラインセミナーは通信環境に左右されるため、途中で接続が切れると受講が困難になり、求職活動実績として認められない可能性があります。
また、音声や画面のトラブルを防ぎ、集中してセミナーに参加することが大切です。
参加する前に、Wi-Fiの電波状況の確認や、デバイスの音量設定、カメラ・マイクの設定(ミュートになっているかなど)をテストしておきましょう。
可能であれば、有線LANでの接続を検討するのもおすすめです。

参加態度を意識し視聴マナーを守る
オンラインであっても、対面セミナーと同様に真剣な態度で参加し、指示されたマナー(例:ミュート設定、カメラのオンオフ)を守ることが重要です。
主催者や他の参加者に不快感を与えず、円滑な運営に協力しましょう。また、積極的な姿勢で参加することで、より深い学びと求職意欲のアピールにつながります。
セミナー中は基本的にマイクはミュートにして、発言の機会があれば解除します。
カメラは主催者の指示に従い、もしオフにする場合でも、チャット機能などで積極的に質問やコメントを送る(許可されている場合)と良いですよ。

セミナー終了後に手続きをして証明書を取得する
セミナー終了後に受講証明書の発行がある場合は、忘れずに手続きをおこない取得しましょう。受講証明書は、最も有力な受講したことを証明する客観的証拠になります。
証明書の提出をハローワークから求められた際に、スムーズに対応できるよう準備しておくことも大切です。

案内に従って確実に取得してください。
参加証明は確実に残す
セミナーへの参加を証明するために、参加メール、受講証の写し、アンケート回答控えなどを保管しておくことが重要です。
ハローワークでの失業認定時に、求職活動実績の証明を求められる場合があります。万が一、申告内容に疑問を持たれた場合でも、客観的な証拠として示すことが可能です。
セミナーの案内メール、申し込み完了メール、受講確認書、セミナー画面のスクリーンショットなどを一つのフォルダにまとめてデジタル保存するか、印刷してファイルに保管しておくと良いですよ。

あとで困らないように、記録を残す習慣をつけましょう。
オンラインセミナーを選ぶ際のポイント
オンラインセミナーを選ぶ際は、求職活動実績として確実に認められるためにも、「主催が公的機関であるか」「内容が具体的か」「証明書が発行されるか」を確認することが大切です。
公的機関主催のセミナーは実績として認められやすい傾向があります。また、セミナーの内容が漠然としていると、ハローワークから実績として認められない可能性があるため注意が必要です。
「聴くだけ」でも実績になるかは、セミナーの内容やハローワークの判断によるため、事前に確認する必要があります。

実績作りとスキルアップの両方を叶えるセミナーを積極的に活用しましょう。
東京しごとセンター以外でのおすすめの求職活動実績の作り方
東京しごとセンターのオンラインセミナー以外にも、リクルートエージェントなどの転職エージェントが提供するオンラインセミナーも、条件を満たせば求職活動実績として認められます。
また、求職活動実績の「裏ワザ」については、リスクを明確にしておくことが大切です。
ここでは、東京しごとセンター以外でのおすすめの求職活動実績の作り方について解説します。
リクルートエージェントのオンラインセミナーを受講する
大手転職エージェントが提供するセミナーは、キャリア相談や職務経歴書の添削など、具体的な就職支援を含むことが多く、実績につながります。
なかでもリクルートエージェントのオンラインセミナーは、キャリア相談や職務経歴書の添削など、具体的な就職支援に特化した内容が豊富です。
転職活動の成功に直結するだけでなく、求職活動実績としてもハローワークに評価されやすい活動です。
リクルートエージェントやdodaのオンラインセミナーについて知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
求職活動実績の裏ワザとコツ
「求職活動実績 裏ワザ」と称される情報には、リスクを伴うものもあるため、あくまで正規の方法で活動を積み重ねることが重要です。
不正な方法で実績を偽ると、失業給付の停止や返還、罰金などの重いペナルティが課される可能性があります。
虚偽の応募やセミナー参加の報告は、不正受給につながり大きな問題になりかねません。
ハローワークは、申告内容をランダムでチェックすることがあり、嘘が発覚した際には厳しい処分が待っています。

合法かつ効果的な活動で実績を積むことが大切です。
転職エージェントのなかでもリクルートエージェントは、実績が豊富で信頼できる転職のプロフェッショナルです。
合法かつ効果的な求職活動を通じて、理想の転職を一緒に実現できるようサポートしてくれます。
実績を作るだけでなく、質の高い情報とサポートを提供しているので、自分のキャリアに真剣に向き合いたいならぜひチェックしてみてください。
まずは無料のキャリア相談から始めてみましょう。
求職活動実績に関するよくある質問
ここでは、求職活動実績に関するよくある質問にお答えします。疑問を事前に解決しておくことで、失業認定時のトラブルを未然に防ぎ、手続きを安心して進めましょう。
オンラインセミナーの受講証明書は必ず必要ですか?
必ず必要というわけではありませんが、提出を求められる場合があるため、可能な限り取得し保管しておくことが望ましいです。
証明書があることで、より確実に実績として認定されやすくなります。
複数のセミナーに参加した場合、全て記載するべきですか?
認定期間中に参加したセミナーは全て記載することで、より多くの求職活動実績を示せます。
求職活動実績は回数が重要となるため、複数の活動があった場合は全て申告しましょう。
求職活動実績にならないものは何ですか?
漠然とした情報収集、家族や友人への相談、自己都合による応募取り消しなどは、一般的に実績として認められません。
具体的な求職意欲を示す行動が重要です。
インターネット閲覧のみでも就職活動実績として認められますか?
インターネット閲覧のみでは、基本的に求職活動実績として認められません。
閲覧した求人に応募するなど、具体的な次の行動が伴って初めて実績とみなされることが多いです。
求職活動の実績に応募は含まれますか?
求人への応募は求職活動実績として認められます。企業の選考を受けて面接に進んだ場合も同様です。
ハローワークの求職活動で嘘をついたらバレますか?
嘘は高確率でバレます。
虚偽の申告は不正受給となり、給付金の停止、返還命令、罰金などの重いペナルティが課せられます。正直に、正確に申告することが重要です。