「リクルートエージェントとJACリクルートメント、どちらに登録すべきだろう?」「両者の違いがよくわからない…」「自分のキャリアにはどっちが合っているんだろう?」
そう悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
実はリクルートエージェントとJACリクルートメントは、求人数やサポートの手厚さ、得意とする分野、向いている人の層、サービスの仕組みなどに大きな違いがあります。
そのため、これまでの経験や年収によって、合うエージェントは変わってきます。
この記事では、人事分野に詳しい転職のプロがリクルートエージェントとJACリクルートメントを5つのポイントから分かりやすく比較します。
- 1 30秒でわかる!リクルートエージェントとJACリクルートメントの比較表
- 2 リクルートエージェントとJACリクルートメントの違いを5つのポイントで徹底比較
- 3 リクルートエージェントとJACリクルートメントの評判・口コミを比較
- 4 リクルートエージェントとJACリクルートメントはどっちがおすすめ?
- 5 リクルートエージェントとJACリクルートメントを併用するメリットと活用法
- 6 リクルートエージェントとJACリクルートメント以外も併用して転職成功率を高めよう
- 7 リクルートエージェントとJACリクルートメント以外におすすめの転職エージェント
- 8 リクルートエージェントとJACリクルートメントに関するよくある質問
30秒でわかる!リクルートエージェントとJACリクルートメントの比較表
リクルートエージェントとJACリクルートメントの違いが短時間で分かるように、主なポイントを比較表にまとめました。
まずは全体をざっと見て、自分にはどちらのエージェントが合いそうかをイメージしてみましょう。
| 項目 | リクルート | JAC |
|---|---|---|
| 評価 | 4.5点 | 4.2点 |
| 求人数 | 972,620件(2025年12月時点) | 15,000件以上(2025年12月時点) |
| 対象者 | 20代〜50代の全世代 | 30代〜50代のミドル・ハイクラス層 |
| 強み | ・国内最大級の求人データベース ・あらゆる業界・職種に対応 ・転職ノウハウが充実 |
・年収600万円超の案件に強い ・外資系・グローバル企業に精通 ・担当者が企業と直接やり取り |
| 弱み | ・担当者の質にバラつき ・サポート期間は約3ヶ月限定 |
・総求人数は大手より少なめ ・キャリアが浅いと案件紹介が難しい |
| 年収レンジ | 400万円〜800万円が中心 | 600万円〜1,500万円が中心 |
| 公式サイト |
表を見て分かるように、リクルートエージェントの強みは対応の幅広さです。業界や職種、年齢を問わず多くの求人を扱っているため、初めて転職する人や、できるだけ多くの選択肢を見てから決めたい人に向いています。
一方で、JACリクルートメントは専門性の高さと求人の質が強みです。管理職や専門職、ハイクラス求人が中心なので、これまでにある程度の実績があり、次のステップとしてキャリアアップを目指したい人に適したサービスといえます。
いろいろな選択肢を見たい人にはリクルートエージェントが向いており、年収アップや役職アップを目指す人にはJACリクルートメントが合っています。
どちらにするか迷う場合は、両方に登録して、紹介される求人や担当者との相性を比べてみると安心です。
リクルートエージェントとJACリクルートメントの違いを5つのポイントで徹底比較
比較表で全体の流れをつかんだところで、ここからは2つのサービスの違いをもう少し詳しく見ていきます。
転職活動で特に大切な5つのポイントに絞って説明します。
- 求人数の違い
- サポート体制の違い
- 得意分野・対象層の違い
- 求人の質と年収レンジの違い
- サービス内容と独自機能の違い
1.求人数の違い
転職エージェントを選ぶときは、どれくらいの求人を持っているかも大切なポイントです。リクルートエージェントとJACリクルートメントでは、この求人数に大きな違いがあります。
| エージェント名 | 保有求人数(2025年12月時点) |
|---|---|
| リクルートエージェント | 約972,620件 |
| JACリクルートメント | 約15,000件 |
リクルートエージェントは国内最大級の求人データベースを持ち、あらゆる業界・職種・地域の企業と取引があります。「とにかく多くの選択肢から比較検討したい」という人に最適です。
一方、JACリクルートメントの求人数が少ないのは「量より質」を重視しているからです。年収600万円以上のハイクラス求人や管理職・専門職に絞って厳選しているため、求人数は限られています。
すでにキャリアの方向性が明確で、質の高い求人だけを効率的に見たい人には、むしろこの絞り込みがメリットになります。
2.サポート体制の違い
2つのサービスの大きな違いの1つに、サポートの仕組みがあります。リクルートエージェントは役割を分けて対応する「分業型」、JACリクルートメントは1人の担当者が企業と求職者の両方を支える「両面型」の体制をとっています。
分業型と両面型の違いを以下の表で説明します。
| サポート体制 | 担当の仕組み | メリット |
|---|---|---|
| 分業型 (リクルート) |
求職者担当と企業担当が別 | 専任アドバイザーが転職活動全体をサポート |
| 両面型 (JAC) |
1人が求職者と企業の両方を担当 | 企業の詳細情報を直接聞ける |
リクルートエージェントでは、求職者を担当するキャリアアドバイザーと企業を担当する営業担当者が分かれています。この分業体制により、多くの求職者に対応でき、専任のアドバイザーが転職活動全般をサポートしてくれます。
一方、JACリクルートメントでは、担当者が企業を直接訪れ、採用担当者とやり取りしています。そのため、求人票だけでは分からない社内の雰囲気や現場の様子など、よりリアルな情報を知ることができます。
3.得意分野・対象層の違い
どの業界や職種、年齢層に強いかという点でも、2つのエージェントにははっきりした違いがあります。今の自分の立場や経験に合ったエージェントを選ぶことが、転職をうまく進めるための大切なポイントです。
得意分野と対象層を以下の表で比較してみましょう。
| 項目 | リクルートエージェント | JACリクルートメント |
|---|---|---|
| 得意業界 | IT、メーカー、金融、商社、小売、医療など全業界 | 外資系企業、グローバル企業、管理部門 |
| 得意職種 | 営業、事務、エンジニア、企画など全職種 | 管理職、専門職、人事、経理、法務 |
| 対象年齢層 | 20代〜50代の全世代 | 30代〜50代のミドル・ハイクラス層 |
| 経験レベル | 第二新卒〜ベテランまで幅広く対応 | 専門スキル・マネジメント経験が必要 |
リクルートエージェントは、ほぼすべての業界や職種を幅広く扱う総合型の転職エージェントです。第二新卒や初めて転職する人から、管理職経験のある人まで、さまざまなキャリア段階に対応しています。
一方、JACリクルートメントは外資系企業やグローバル展開している日系企業の求人に強く、30代以上で専門スキルやマネジメント経験を持つ人を主な対象としています。そのため、20代や未経験分野への転職では紹介される求人が限られることがあります。
4.求人の質と年収レンジの違い
紹介される求人の年収帯にも、2つのエージェントでははっきりした違いがあります。今の年収や、これからどれくらいの年収を目指したいかによって、選ぶべきエージェントは変わってきます。
年収を以下の表で比較していきましょう。
| 項目 | リクルートエージェント | JACリクルートメント |
|---|---|---|
| 主な年収帯 | 400万円〜800万円 | 600万円〜1,500万円 |
| ボリュームゾーン | 500万円〜800万円 | 800万円〜1,200万円 |
| 想定年収アップ | 現年収から100〜200万円程度 | 現年収から200〜500万円程度 |
| 企業規模 | 大手から中小まで幅広い | 大手企業・外資系企業が中心 |
リクルートエージェントは、年収400万円台から1,000万円超まで幅広い求人を扱っており、今の年収から無理なくアップを目指したい人に向いています。企業規模も多様で、選択肢が多いのが特徴です。
一方、JACリクルートメントは年収600万円以上の求人が中心で、管理職や専門職などのハイクラス案件が多く、さらなる年収アップを目指す人に適しています。
目安として、年収500万円未満ならリクルートエージェント、600万円以上ならJACリクルートメントを選ぶと分かりやすいでしょう。
5.サービス内容と独自機能の違い
求人を紹介してもらうだけでなく、それぞれのエージェントには独自のサービスや便利な機能があります。こうしたツールやサポートを上手に使うことで、転職活動をよりスムーズに進めることができます。
2つのサービスを以下にまとめました。
| サービス分類 | リクルートエージェント | JACリクルートメント |
|---|---|---|
| 管理ツール | Personal Desktop(進捗管理システム) | 専用のマイページ |
| スカウト機能 | 企業からの直接スカウトあり | コンサルタントからの厳選紹介 |
| セミナー・研修 | 面接力向上セミナー(対面・オンライン) | 業界別キャリアセミナー |
| グローバル対応 | 国内中心 | 世界12ヶ国に拠点あり |
| 認定・評価 | 転職支援実績No.1 | 職業紹介優良事業者認定 |
リクルートエージェントは、応募状況を管理できるツールやスカウト機能、面接対策セミナーなど、転職活動を効率よく進めるためのサポートが充実しています。
一方、JACリクルートメントは、海外や外資系に強いネットワークと、業界に詳しいコンサルタントによる質の高いアドバイスが特徴です。
便利なツールを幅広く使いたい人はリクルートエージェント、専門性の高い相談を重視する人はJACリクルートメントが向いています。
転職を成功させるためには、複数のエージェントをあわせて使うことが大切です。リクルートエージェントと一緒に使うなら、同じ総合型のdodaやマイナビ転職エージェントが向いています。
JACリクルートメントと組み合わせる場合は、ハイクラス向けのビズリーチを加えることで、より多くの選択肢をチェックできます。
まずは3〜4社に登録し、紹介される求人やアドバイザーとの相性を比べながら、自分に合ったエージェントを見つけていきましょう。
リクルートエージェントとJACリクルートメントの評判・口コミを比較
ここからは、実際に2つのサービスを使った人たちのリアルな声を紹介します。良い口コミだけでなく、気になる点や不満の声もあわせて取り上げます。
リクルートエージェントの良い評判・口コミ
リクルートエージェントを利用した人からは、求人の豊富さとサポートの充実度を評価する声が多く寄せられています。
良かった点
待遇や環境など、全体的に求人の質は良いと印象を受けました。
希望エリアからは少し離れていたので、すべての条件が揃っていたわけではありませんでしたが、優良で働きやすい職場と出会えるのはこちらの良い点です。
出典: 独自調査
良かった点
リクルートエージェントでは現状を見て、今後の転職の流れなど転職市場を交えながら説明してくださったので、自分の就職活動の軸が明確になった点はよかったです。
電話で担当してくださった方が寄り添ってお話を聞いてくださったのは好印象でした。
出典: 独自調査
良かった点
転職エージェントはサイトによって癖があることが多く、使い方が分かるまで上手く仕事を探せなかったりします。
自分は2、3個のサイトを利用したのですが、一番使い勝手が良かったのがリクルートエージェントでした。
まず、最初に使い方の説明を見たのですが、シンプルなインターフェースなので説明がなくても全然利用出来ます。
時期、場所、職種等々、大雑把な条件から仕事を探して、徐々に贅沢していく感じの使い方で自分好みの仕事が探せるのでかなりオススメです。
出典: 独自調査
リクルートエージェントの1番の強みは、求人数の多さと、これまでに積み上げてきた転職支援のノウハウです。
特に、初めて転職する人や、できるだけ多くの選択肢を見ながら考えたい人にとって、頼りになるサービスです。
リクルートエージェントの悪い評判・口コミ
ここからは、実際にサービスを使った人の声を紹介します。良い口コミだけでなく、気になる点や不満の声もあわせて取り上げます。
リアルな意見を参考にして、自分に合うサービスかどうか判断してみてください。
悪かった点
リクルートエージェントの担当者は基本的には親身になって一緒に頑張ってくれる感じなのですが、担当者によっては対応が割と悪いというか冷たい感じがする人がいるので、その点だけが本当に残念なところだと思います。
出典: 独自調査
悪かった点
リクルートエージェントで、希望しているものとは程遠いなという求人も紹介されたので、もしかしたら他の人と間違えていたり、こちらの希望が通っていないのかなと不安になってしまうことがありました。
出典: 独自調査
悪かった点
リクルートエージェントの担当者によると思いますが、先方への面接日時設定メールの送り忘れが生じていたことや、内定後、とにかく早く入社するよう促された点が気になりました。
その分、企業にも内定出しを迫ってくれたのでトータルでは感謝しています。
出典: 独自調査
リクルートエージェントは規模が大きいため、担当者によって対応に差があると感じる人もいます。また、サポートが手厚い分、連絡が多くて負担に感じるケースもあるのです。
もし合わないと感じた場合は、担当者を変えてもらったり、連絡の頻度を調整してもらうよう相談すると安心です。
リクルートエージェントの評判・口コミについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
JACリクルートメントの良い評判・口コミ
JACリクルートメントを利用した人からは、紹介される求人のレベルが高いことや、担当コンサルタントが業界に詳しく、的確なアドバイスをしてくれる点を評価する声が多く見られます。
良かった点
コンサルタントの質が大変良いと感じました。他の転職エージェントも利用していたのですが、JACリクルートメントが1番質が良いと思います。
キャリア相談も親身になって聞いてくれましたし、面接対策も何回も時間を作ってくれました。そのおかげで、前よりも給料や労働環境の良い職場に転職できました。
出典: 独自調査
良かった点
JACリクルートメントの良かった点としては好条件のハイクラス向け求人が豊富であり、キャリア面談、キャリアプラン相談がわかりやすいこと。
また外資系やグローバル企業への支援実績が豊富でエージェントの質が高く、英文レジュメ添削にも対応してくれるので、求人に関しての相談に対しても大変適格で分かりやすかったです。
出典: 独自調査
良かった点
JACリクルートメントでは提供される求人情報の質が高く、条件や企業文化について詳しく説明されている点が良かったです。
具体的には、ある企業の求人情報においては、業務内容だけでなく、職場環境やチームの雰囲気についても詳細に紹介されており、応募する前に企業の実態を把握する手助けになりました。
出典: 独自調査
JACリクルートメントの大きな強みは、レベルの高い求人がそろっていることと、担当コンサルタントの専門知識が豊富な点です。
キャリアアップや年収アップを本気で目指している人にとって、安心して相談できる頼れる存在です。
JACリクルートメントの悪い評判・口コミ
一方で、JACリクルートメントには気になる点もあります。
社会人経験がまだ浅い人にとっては紹介される求人が限られることや、全体の求人数が少ないと感じる人もいるようです。
悪かった点
JACリクルートメントの担当してくれたアドバイザーはとても真摯に対応してくれる人で、僕のスキルについて熟考してくれ、その上でどの程度のキャリアが見合っているのか、客観的な意見をくれました。
ただ、他の大手転職エージェントと比べると求人数が少なく思いました。サポート自体は良いですが、求人の選択肢はあまり多くないのかなという印象です。
出典: 独自調査
悪かった点
50代の転職は厳しいと思っていたが、JACリクルートメントは年齢を問わず経験や能力を評価してくれる企業を数多く紹介してくれました。
ただ、紹介企業数自体はそれほど多くなかったので、もう少し選択肢があると良かったです。
出典: 独自調査
悪かった点
レベルが高めの求人が多いので、経験や実績が不足していると全く無関係かなと感じてしまうし、自分のレベルはこんなに低い方だったんだなと感じてしまいネガティブな気持ちになってしまうので、転職活動のペースダウンになってしまいました。
出典: 独自調査
まずは両方に登録してみて、担当者との相性や紹介される求人を比べながら、自分に合ったサービスを選ぶのがおすすめです。
JACリクルートメントの評判・口コミについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
リクルートエージェントとJACリクルートメントはどっちがおすすめ?
ここまで両サービスの違いや口コミを見てきましたが、いちばん気になるのは「自分にはどちらが合っているのか」という点だと思います。
ここからは、それぞれのサービスがどんな人に向いているのかを、分かりやすく説明していきます。
リクルートエージェントがおすすめな人
リクルートエージェントは、幅広い層の転職希望者に対応できる総合型エージェントです。以下のような人に特におすすめです。
- 初めて転職活動をする人
- 幅広い選択肢から求人を比較検討したい人
- 20代〜40代の幅広い年齢層
- 未経験職種にチャレンジしたい人
- 地方での転職を考えている人
リクルートエージェントは、求人数が業界トップクラスで、幅広い業界や職種、さまざまな規模の企業の求人を紹介してもらえます。
転職が初めてで進め方が分からない人でも、面接対策セミナーなどのサポートが充実しているため、安心して転職活動を進められます。
「まずは転職活動を始めたい」「できるだけ多くの求人を見て比較したい」という人にとって、最初に登録しておきたいエージェントといえます。
リクルートエージェントに関する詳しい情報は下記の記事で紹介しています。
JACリクルートメントがおすすめな人
JACリクルートメントは、ハイクラス・ミドルクラス層に特化した転職エージェントです。以下のような人に特におすすめです。
- 現在の年収が600万円以上ある人
- 管理職・専門職へのキャリアアップを目指す人
- 外資系企業やグローバル企業に転職したい人
- 30代〜50代のミドル・ハイクラス層
- 業界特有のキャリアパスについて専門的なアドバイスが欲しい人
JACリクルートメントは、年収600万円以上のハイクラス求人に強く、年収1,000万円以上、1,500万円以上の求人も多く扱っています。
担当コンサルタントが企業と直接やり取りしているため、求人票だけでは分からない会社の雰囲気や、どんな人を求めているのかといった詳しい情報を教えてもらえるのも特徴です。
「しっかりキャリアアップしたい」「年収を大きく上げたい」という明確な目標がある人に向いているエージェントです。
JACリクルートメントに関する詳しい情報は下記の記事をチェックしてみましょう。
両方に登録すべき人
実は、転職をうまく進めるためには、エージェントを一社だけでなく複数使うのが基本です。
リクルートエージェントとJACリクルートメントはそれぞれ強みが違うため、両方を利用することで、より多くの選択肢や情報を得られるメリットがあります。
- 年収600万円前後で、幅広く求人を見たい人
- キャリアアップと年収アップの両方を狙いたい人
- 転職活動が初めてで、比較しながら進めたい人
- 自分の市場価値を正確に把握したい人
- より多くの選択肢から最適な求人を見つけたい人
両方に登録する一番のメリットは、求人の数と質のどちらもカバーできることです。リクルートエージェントで多くの求人を見ながら、JACリクルートメントではハイクラス求人にも挑戦できます。
また、複数のアドバイザーから話を聞くことで、自分の市場価値や強みを客観的に知ることができます。
転職は大きな決断だからこそ、ひとつに絞らず、複数のサービスを比べながら進めるのがおすすめです。
リクルートエージェントとJACリクルートメントを併用するメリットと活用法
ここからは、2つのサービスを一緒に使うことで得られる具体的なメリットと、上手な使い方について説明します。
あわせて、転職を成功させるために役立つ実践的なポイントもご紹介します。
両サービスを併用する3つのメリット
転職に成功している人の多くは、平均して3〜4社のエージェントを同時に利用しています。なかでも、リクルートエージェントとJACリクルートメントは強みが違うため、併せて使うことで、1社だけでは得られないメリットがあります。
それぞれが持つ独自の求人情報やネットワーク、アドバイザーの専門的な視点を組み合わせることで、転職活動の質が高まり、選べる求人の幅も大きく広がります。
ここからは、その具体的な3つのメリットを見ていきましょう。
- 求人の選択肢が圧倒的に広がる
- 相性の良いアドバイザーに出会える確率が上がる
- 自分の市場価値を客観的に把握できる
リクルートエージェントの約97万件の求人と、JACリクルートメントの約1.5万件の求人をあわせて活用すれば、求人数の多さとハイクラス求人の質の高さ、どちらの良さも取り入れることができます。
同じ職種や業界について、別々のエージェントから意見を聞くことで、自分の市場価値をより客観的に理解できるのも大きなメリットです。
効果的な併用戦略
両方のサービスを一緒に使うときは、それぞれの強みを意識して使い分けることが大切です。ただ登録するだけでなく、目的ごとに役割を分けて活用することで、転職活動はより効率的になり、成功しやすくなります。
ここからは、リクルートエージェントとJACリクルートメントを上手に使いこなすための、具体的なポイントを紹介します。
- リクルートエージェントで幅広く求人を探し、JACで質の高い案件に絞り込む
- 両方の面談で得た情報を比較して、自分の市場価値を見極める
- 希望条件を段階的に調整しながら、最適な求人を見つける
- 各エージェントの独自求人を逃さず確認する
まずはリクルートエージェントを使って、さまざまな業界や職種の求人を広く紹介してもらい、転職市場の全体像をつかみましょう。
そのうえで、JACリクルートメントではハイクラス求人や外資系企業など、条件の良い求人にしぼって検討していく流れがおすすめです。
1つの意見だけに頼らず、複数の視点で自分を見つめ直すことが、納得できる転職につながります。
併用する際の注意点
複数のエージェントを同時に利用する場合は、注意しておきたいポイントがあります。うまく管理しないと、かえって転職活動がややこしくなってしまうこともあるため、次の点を意識して進めましょう。
- 同じ求人への重複応募は絶対に避ける
- 各エージェントのスケジュールをしっかり管理する
- 面談時には他のエージェントも利用していることを正直に伝える
- 最終的に内定承諾する際は、すべてのエージェントに連絡する
何よりも大切なのは、同じ求人に複数のエージェントから応募しないことです。企業に悪い印象を与え、選考から外される可能性もあります。応募前に会社名を確認し、応募状況をメモしておきましょう。
また、面談や選考が重なると予定が分かりにくくなるため、カレンダーアプリでまとめて管理するのがおすすめです。面談では他のエージェントも使っていることを正直に伝え、内定を承諾する際は、すべてのエージェントに連絡するようにしましょう。
リクルートエージェントやJACリクルートメントに加えて、dodaやマイナビ転職エージェント、ビズリーチも利用すれば、選べる求人はさらに広がります。
まずは複数のサービスに登録して、自分に合った使い方を見つけてみてください。
リクルートエージェントとJACリクルートメント以外も併用して転職成功率を高めよう
ここまで、リクルートエージェントとJACリクルートメントの違いや上手な使い分け方を見てきました。最後に、転職の成功率をさらに高めるための併用の考え方を紹介します。
実は、転職に成功している人の多くは、複数のエージェントを目的に合わせて使い分けています。年収やキャリアの段階によって合う組み合わせは変わるため、自分に合った使い方を見つけていきましょう。
転職成功には平均3〜4社の転職エージェント併用が効果的
内定をもらった人の多くが、平均で3〜4社の転職エージェントを利用しています。1社だけに絞るよりも、複数のエージェントを使うほうが、転職成功率が上がります。
複数のエージェントを併用するメリットを以下で紹介します。
| メリット | 具体的な効果 |
|---|---|
| 求人の選択肢が増える | 各社が持つ独自ネットワークや非公開求人にアクセス可能 |
| 多角的な視点が得られる | 複数のアドバイザーから意見を聞き、市場価値を客観的に把握 |
| 相性の良い担当者に出会える | 複数の担当者と面談することで、自分に合うアドバイザーを選べる |
| リスク分散ができる | 一社のサポートに問題があっても、他社でカバーできる |
ただ、数多く登録すればいいというわけではありません。
自分の年収やキャリアの段階に合ったエージェントを選ぶことが大切です。
ここからは、年収の目安ごとにおすすめの併用パターンを分かりやすく紹介していきます。
【年収500万円未満】総合型エージェントを中心に併用
現在の年収が500万円未満の人は、ハイクラス特化型のエージェントでは求人紹介が難しいケースが多いため、総合型エージェントを中心に併用するのが効果的です。
年収500万円未満の人におすすめの併用パターンは以下のとおりです。
| エージェント名 | 役割 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | メイン | 業界No.1の求人数で幅広い選択肢を確保 |
| doda | サブ | リクルートにない独自求人をカバー |
| マイナビ転職エージェント | サブ | 20代向けの手厚いサポートと中小優良企業 |
この組み合わせを使えば、大手総合型エージェントの多くの求人をチェックしつつ、若手向けの丁寧なサポートも受けられます。
年収が500万円未満の人は、まずは無理のない年収アップを目指すことが大切です。総合型エージェントは未経験の仕事にも挑戦しやすいため、職種を変えたい人にも向いています。
【年収500万円〜800万円】総合型とハイクラス型の併用がおすすめ
年収500万円〜800万円の人は、選べる転職先がとても多い層です。総合型エージェントで幅広く求人を探しながら、ハイクラス向けエージェントでキャリアアップも目指せます。
両方を併用することで、今の条件を保つ転職から、大きくレベルアップする転職まで、幅広い選択肢を検討できるようになります。
年収500万円〜800万円の人におすすめの併用パターンは以下のとおりです。
| エージェント名 | 役割 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | メイン | 幅広い業界・職種の求人で選択肢を確保 |
| JACリクルートメント | メイン | ハイクラス求人でキャリアアップを狙う |
| doda または ビズリーチ | サブ | さらなる選択肢の追加とスカウト活用 |
さらにdodaやビズリーチを併用すれば、総合型とハイクラス向けの求人を幅広く確認できます。年収が600万円を超えると、JACリクルートメントで紹介される求人の内容もより良くなります。
選択肢が多い層だからこそ、複数のエージェントを使って比べながら進めることが、転職成功のポイントです。
【年収800万円以上】ハイクラス特化型を複数併用して選択肢を広げよう
年収800万円以上の人は、ハイクラス向けのエージェントを複数使うことで、管理職や専門職、経営層に近いポジションなど、質の高い求人に効率よく出会えます。
この年収帯では、数の多さよりも内容の良さを重視して転職活動を進めることが成功のポイントです。
年収800万円以上の人におすすめの併用パターンは以下のとおりです。
| エージェント名 | 役割 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| JACリクルートメント | メイン | 外資系・グローバル企業のハイクラス求人 |
| ビズリーチ | メイン | 企業・ヘッドハンターからの直接スカウト |
| リクルートエージェント | サブ | 念のため幅広い選択肢も確認 |
JACリクルートメントで丁寧なサポートを受けながら、ビズリーチでは企業やヘッドハンターから直接スカウトを受ける、という仕組みがハイクラス転職では定番のパターンです。
それぞれが扱う求人は重ならないことも多いため、併用することでハイクラス求人を幅広くチェックできます。
年収1,000万円以上を目指す人にとって、この2社は特に重要です。さらにリクルートエージェントも併用すれば、幅広い求人を確認でき、万が一ハイクラス求人で良い案件が見つからなかった場合の保険にもなります。
すべて無料で利用できるので、まずは複数のサービスに登録してみて、自分に合った使い方を見つけてください。
リクルートエージェントとJACリクルートメント以外におすすめの転職エージェント
転職活動をさらに効率的に進めるには、リクルートエージェントとJACリクルートメント以外にも、目的に応じたエージェントを併用することをおすすめします。
ここでは、特に相性の良い3つのサービスを紹介します。
【大手総合型】doda
dodaは、リクルートエージェントに次いで国内で2番目に規模が大きい、総合型の転職エージェントです。エージェントとしてのサポートと転職サイトの機能をあわせ持っているため、幅広い人が利用しやすいサービスといえます。
- エージェントサービスと転職サイトが一体型で使いやすい
- 約20万件以上の豊富な求人数を保有
- 企業からの直接スカウト機能で思わぬ企業との出会いがある
- リクルートエージェントとは異なる独自求人も多数
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ |
| 求人数 | 287,200件 |
| 対応地域 | 全国・海外(国内拠点は24ヶ所) |
| 電話番号 | 03-5427-7890 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-304785 特定募集情報等提供事業:51-募-000144 |
| 2025年12月時点の求人数 | |
良かった点
社会に出て20年、初めての転職活動で正しい履歴書の書き方すら覚えていないという状況で困っていました。
そんな時に転職エージェントの存在を知り、dodaのお世話になりました。昔から知っている名前ですし、何となく安心感がありました。
良かったのは、すぐに希望条件に合った求人を紹介してもらえた点です。
転職活動は何かと大変だと言いますが、私の場合は初めてにもかかわらず非常に効率的に成功しました。
出典: 独自調査
良かった点
dodaを利用して良かった点は「キャリアの少ない自分でも転職活動しやすかった」ところです。
自分には、大手企業に転職するほどのキャリアがなかったのですが、dodaのように中小、零細企業の求人案件を多く取り扱っていて、自分の希望に沿った転職先を見つけやすかったのはとても良かったなと感じています。
担当者も中小、零細企業の転職希望だった自分には合っていたようで、たくさんの求人案件を紹介してくれました。
出典: 独自調査
良かった点
dodaで特に良いと感じた点は求人数の豊富さと、サポートの手厚さです。具体的には、他の転職サービスでは見つからなかった職種や業界の求人が豊富にありました。
また、キャリアアドバイザーが丁寧に対応してくれ、自分の希望に合った求人を提案してくれるだけでなく、履歴書や面接対策のアドバイスも具体的で非常に役立ちました。
アプリも直感的に使いやすく、求人情報の検索や応募がスムーズにおこなえた点も印象的でした。
出典: 独自調査
それぞれが扱っている求人は重ならないことも多いため、できるだけ多くの選択肢を見比べたい人には、併用するのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- リクルートエージェントと合わせて大手の求人を網羅したい人
- 自分でも求人を探しながらアドバイザーのサポートも受けたい人
- 企業からのスカウトも活用して転職活動の幅を広げたい人
【大手総合型】マイナビ転職エージェント
マイナビ転職エージェントは、新卒採用で高い実績を持つマイナビグループが運営する転職エージェントです。特に20代から30代前半の若い世代の転職サポートに強く、丁寧で手厚い支援が受けられるのが特徴です。
- 20代〜30代前半の若手層の転職支援に特化
- 初めての転職でも安心できる手厚いサポート体制
- 新卒採用のネットワークを活かした若手採用に積極的な企業が多い
- 中小企業の優良求人も豊富に保有
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社マイナビ https://mynavi-agent.jp/ |
| 求人数 | 求人多数 |
| 対応地域 | 全国 |
| 電話番号 | 03-6267-4000 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-080554 特定募集情報等提供事業:51-募-000092 |
| 2025年12月時点の求人数 | |
良かった点
マイナビ転職エージェントは求人数も多いし、非公開の求人も豊富に扱っていて、より良い環境や条件を求めて転職を考えている人には良いサービスだろうなと感じました。
担当してくれた人も、最初の方はとても丁寧な対応をしてくれて相談しやすかったです。
出典: 独自調査
良かった点
マイナビを利用して良かった点としては、求人数がとにかく豊富であり、サポートが丁寧で自分に適した求人を紹介をしてくれることです。
また、中小企業を中心として求人量も多く、大手ならではの安心感がありました。全国の求人を取り扱っているので、自分の希望する求人に対して的確にアドバイスをしてくれて満足のいく転職活動になりました。
出典: 独自調査
良かった点
若手転職者向けという口コミを見たのでマイナビ転職エージェントを利用したが、確かに若手積極採用や未経験者歓迎という文字が多かった。
求人企業も大企業よりかは中小企業が多かったイメージで、自分の理想と合っていた。
出典: 独自調査
20代でキャリアに不安がある人は、併せて利用してみるとよいでしょう。
こんな人におすすめ
- 20代〜30代前半で初めての転職に挑戦する人
- 時間をかけて丁寧なサポートを受けたい人
- 大手だけでなく中小企業の優良求人も見たい人
【ハイクラス特化型】ビズリーチ
ビズリーチは、年収600万円以上の人を対象としたハイクラス向けの転職サービスです。企業やヘッドハンターから直接声がかかるスカウト型の仕組みで、一般的な転職エージェントとは違った形で転職活動を進められるのが特徴です。
- 年収600万円以上のハイクラス求人に特化
- 企業の採用担当者やヘッドハンターから直接スカウトが届く
- 自分の市場価値を客観的に把握できる
- 優良企業の非公開求人やエグゼクティブ案件も多数
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社ビズリーチ https://www.bizreach.jp |
| 求人数 | 公開求人数:127,000件 |
| 会員数 | 281万人以上(2025年1月末時点) |
| 対応地域 | 全国 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-302647 特定募集情報等提供事業:51-募-000175 |
| 2025年12月時点の求人数 | |
良かった点
ビズリーチはスカウト型求人サイトの草分け的企業である為、求人数も多くハイクラスな求人も多いです。
企業の人事部から直接のスカウトが来るのもメリットで、選考の通過確率が高いプラチナスカウトもあり、他社と違うサービスが魅力だと思います。
出典: 独自調査
良かった点
自分で想像していたより良い条件の求人をたくさん紹介していただき、自分の市場価値を理解することができました。
また、それが自信にも繋がり転職活動をポジティブに進めることもできたので、ビズリーチのおかげで良い転職先に巡り会えたと思います。
出典: 独自調査
良かった点
ビズリーチは以前から登録していて、たまたま「海外求人特集」が目に留まりました。そこに掲載されていた案件に応募すると、すぐにヘッドハンターから連絡がありました。
面接は不安でしたが、海外転職支援の経験があるヘッドハンターだったこともあり、どのようなポイントに気をつければ良いのかをレクチャーしてもらえ、事前に準備をすることができました。
出典: 独自調査
JACリクルートメントはコンサルタントが丁寧にサポートしてくれるのに対し、ビズリーチは企業から直接声がかかるスカウト型なのが大きな違いです。年収800万円以上を目指している人は、両方に登録しておくとよいでしょう。
こんな人におすすめ
- 現在の年収が600万円以上で、さらなる年収アップを目指す人
- 企業やヘッドハンターから直接スカウトを受けたい人
- JACリクルートメントと併用してハイクラス求人を網羅したい人
リクルートエージェントとJACリクルートメントに関するよくある質問
リクルートエージェントとJACリクルートメントに関するよくある質問をまとめました。
1つ目は、大手総合型と比べて求人数が約1.5万件と少ないことです。2つ目は、ハイクラス特化型のため、年収600万円未満や経歴が浅い方には紹介できる求人が限られる点です。3つ目は、両面型の仕組みゆえに担当者が忙しく、連絡が遅くなる場合があることです。
これらが気になる人は、リクルートエージェントなど総合型との併用をおすすめします。
1つ目は、担当アドバイザーの質にバラつきがあることです。大規模組織のため、経験豊富な担当者もいれば、対応が不十分な担当者もいます。2つ目は、サポート期間が原則3ヶ月と決まっている点です。じっくり転職活動をしたい人には短く感じる場合があります。3つ目は、求人紹介の連絡が頻繁で、人によっては「しつこい」と感じることがある点です。
担当者変更や連絡頻度の調整は可能なので、遠慮せず相談しましょう。
一方、ビズリーチはスカウト型で、企業やヘッドハンターから直接声がかかるのが特徴です。手厚いアドバイスを受けながら進めたい人はJACリクルートメント、自分の市場価値を確かめつつ、スカウトを待ちながら進めたい人はビズリーチが向いています。
たとえば、今の年収が600万円未満の場合や、専門スキル・マネジメント経験が十分でない場合、また希望条件に合う求人をその時点で扱っていない場合は、紹介が難しくなることがあります。
「断られた」と感じるかもしれませんが、これはJACリクルートメントの基準が高いことが理由です。そのような場合は、リクルートエージェントやdodaなど、幅広い求人を扱う総合型エージェントを利用するのがおすすめです。
リクルートエージェントとJACリクルートメントはそれぞれ強みが違うため、併用することで選べる求人が増え、自分に合うアドバイザーに出会える可能性も高まります。ただし、同じ求人に複数のエージェントから応募するのは避けましょう。
面談の際は、ほかのエージェントも利用していることを正直に伝えて大丈夫です。そのほうが、併用を前提にしたサポートをしてもらいやすくなります。
転職エージェントは、入社が決まったときに企業から報酬を受け取る仕組みのため、求職者の負担はゼロです。途中で転職活動をやめても、違約金などは発生しないので安心してください。
転職エージェントが無料で利用できる理由については下記の記事を参考にしてみてください。





























