インディード(Indeed)の口コミ機能は、企業のリアルな実情を知るうえで便利なツールです。
しかし実際に口コミの閲覧や投稿をしようとすると、本人特定などの不安を感じる人もいます。
そこで本記事では、インディードの口コミからバレる原因や本人特定を防ぐ方法について解説します。
口コミがバレそうなときに削除する方法や、求人に応募する際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
インディード(Indeed)の口コミはバレない
インディードで口コミを投稿する際に「会社にバレたらどうしよう」と不安になる人は多いです。
しかし、インディードの口コミ投稿は基本的に匿名でおこなわれ、個人情報が公開されることはありません。
仕組みを正しく理解して利用すれば、安心して情報収集・発信が可能です。
- 匿名で閲覧・投稿できる
- 投稿者は口コミを自由に削除できる
匿名で閲覧・投稿できる
インディードの口コミの閲覧・投稿は匿名でおこなえるため、個人が特定されにくい仕様になっています。
公開されるのは「在籍年数」や「職種」など簡易的な情報だけであり、投稿者の名前や連絡先、アカウント情報などは公開されません。
そのため知人が同じ会社の口コミを見たとしても、誰が投稿したかを特定するのは極めて難しいといえます。
また、口コミを見ても企業側に個人の履歴は残らないので安心して利用できます。

投稿者は口コミを自由に削除できる
インディードでは、1度投稿した口コミであっても後から自由に削除できます。
口コミを投稿した後にバレそうになった場合は、マイページから該当の口コミを削除するだけでリスクを回避できます。
削除の申請は即時反映される場合が多く、削除だけでなく編集機能もあるため、誤字脱字や表現の修正も可能です。

インディード(Indeed)の口コミがバレる原因
インディードの口コミは原則として匿名ですが、使い方によっては投稿者が特定されるリスクがあります。
口コミがバレる具体的な要因は、以下の6つです。
求人に応募する
インディードから求人に応募した際、企業とのやり取りを通じてプロフィール情報が共有される場合があります。
特に選考中のタイミングで否定的な口コミを投稿した場合は、企業側の印象を悪くする可能性もあるため注意が必要です。
口コミ投稿と応募のタイミングには気をつけ、必要があれば投稿を見直す判断も大切です。

プロフィールを公開設定にしている
インディードのアカウントには、プロフィールを企業に公開する設定があります。
公開設定をONにしていると、企業が求職者の職歴や自己PRなどを閲覧できるようになり、個人が特定されるリスクが高まります。
またONにした状態で同一企業に口コミを投稿すると、内容や書き方によっては企業担当者に身元を推測される可能性があるので要注意です。

口コミ投稿をする際は、プロフィールの公開範囲を「非公開」に変更しておくとバレるリスクを下げられます。
投稿内容が詳細すぎる
口コミの内容が具体的すぎると、社内の関係者に誰が投稿したかを推測される可能性があります。
たとえば「◯月に新設されたプロジェクトチーム」「管理職の◯◯さんの指導方法」など、特定の時期や人物に言及した場合、在籍経験者なら投稿者をすぐに把握できます。
匿名性があるとはいえ、内容によってはその匿名性が崩れてしまうため、個人が特定されそうな表現は避けるのが無難です。

具体的な内容は身元を特定される手がかりになるので、会社内部の人間しか知らない情報の取扱いには細心の注意を払いましょう。
職場に少数の社員しかいない
従業員数が少ない企業や部署では、口コミの内容から投稿者が特定されやすくなります。
特に5人以下の部署や10人以下の会社、在籍期間が被る人が少ない場合は、投稿した人物が特定されやすくなるので、口コミの投稿は慎重な判断が必要です。
どうしても口コミを投稿したい場合は、抽象的な表現にとどめたり、他部署や全体に関する内容に切り替えたりするなど、特定を避ける工夫が求められます。
退職後すぐに口コミを投稿する
退職後すぐのタイミングで口コミを投稿すると、「退職したあの人が書いたのでは?」と疑われるリスクが高まります。
特に直近で退職した人物が限られている場合、投稿者が絞られやすくなり、バレる可能性が高いです。
バレたくないなら、できるだけ投稿時期をずらす、あるいは在職中のふりをするような記載方法にするなどの注意が必要です。

悪質な内容を投稿して情報開示請求を受けた
極端に悪質な内容や名誉毀損に該当するような投稿をした場合、企業側が裁判所に情報開示請求をおこなうケースもあります。
実際に訴訟へと発展し、IPアドレスや利用端末などの投稿者の情報が開示された事例もあります。
一般的な口コミ投稿では問題になりませんが、明らかに事実無根で誹謗中傷の域を超えている内容は危険です。

インディード(Indeed)の口コミで本人特定を防ぐ方法
インディードの口コミ機能は匿名で投稿できる仕組みですが、内容や使い方によっては思わぬ形で身元が推測されるリスクがあります。
特に少人数の職場や詳細すぎる書き込みは注意が必要です。
口コミによる本人特定を防ぐために、おすすめの方法を紹介します。
プロフィールを非公開にする
インディードで口コミを投稿する際は、プロフィールを「非公開」に切り替えることが大切です。
プロフィールには職歴・スキル・自己PRなど個人を特定しやすい情報が記載されています。
公開のままにしておくと、企業側が口コミ内容と一致させて投稿者を特定するリスクが高まるので注意が必要です。
プロフィールを非公開にすれば閲覧者に個人情報が表示されなくなり、バレるリスクを大幅に減らせます。
個人が特定される内容の投稿は避ける
口コミの匿名性を保つには、投稿内容の配慮が必要です。
口コミ内に個人が特定される内容を記載すると、社内関係者から投稿者を推測される可能性が高まります。
- 特定の人物の名前
- 部署名
- 具体的なプロジェクト名
- 期間限定のイベント
- 社内の細かすぎる事情
たとえば「2023年10月に異動した◯◯マネージャー」「営業部の◯◯プロジェクトでのやりとり」という内容は、バレやすいため注意が必要です。

投稿のタイミングに気を付ける
退職直後や社内の大きな出来事の直後に口コミを投稿するとバレやすいので、投稿するタイミングには注意が必要です。
特に退職日や人事異動、社内トラブルの直後などは投稿時期と一致しやすく、特定するヒントになります。
口コミでバレるリスクを避けるには、投稿時期をあえてずらす、もしくは在職中のように装って投稿するなどの工夫が必要です。

誹謗中傷に該当する書き込みをしない
個人攻撃や過度に感情的な表現、虚偽の内容は、企業から名誉毀損や業務妨害とみなされ、法的措置を取られるリスクもあります。
特に悪意ある書き込みがいき過ぎた場合には、プロバイダに情報開示請求が出され、IPアドレスなどから投稿者が特定される可能性もゼロではありません。
法的リスクを回避するためには、感情に任せず、事実に基づいた冷静な表現を心がけることが重要です。
ガイドラインを守る
口コミでバレないためには、運営ルールに従うのが基本です。
インディードでは、口コミを投稿する際に「投稿ガイドライン」への同意が必要です。
ガイドラインには、誹謗中傷や機密情報の漏洩、個人を特定できる情報の記載などを禁止する条項が記載されています。
クチコミは個人的な経験や意見であり、そこには個人的な感情が含まれていることもあり得ます。
ただし Indeed は、違法、詐欺的、差別的、脅迫的、暴力的、中傷的、攻撃的、わいせつ、その他不快な内容や、性別、民族、人種その他に基づく差別的な中傷を含む内容、企業との関連性や具体性に欠ける内容を承認せず、そのようなコンテンツを削除する権利を留保します。
企業での全体的な勤務経験に影響を与えた人物についての記載がふさわしい場合もありますが、個人を特定できるような情報の記載はお控えください。
ガイドラインを遵守していれば、投稿内容が削除されたりトラブルに発展したりする可能性を最小限に抑えられます。

個人の特定を避けるためにも、投稿前にはガイドラインを一読し、自身の書き込みが適切かどうかを再確認することが大切です。
インディード(Indeed)の口コミでバレそうなときの対処法
日頃から気をつけて口コミを利用していても、思わぬことがきっかけでバレそうになることがあります。
インディードの口コミ投稿でバレそうになった場合は、以下の対処法が有効です。
口コミやアカウントを削除する
バレることを防ぐ上でもっとも即効性のある対処法は、口コミとアカウントの削除です。
インディードのマイページにログインすれば、投稿した口コミの削除や編集が可能です。
すでに閲覧された口コミでも、該当ページから消えてしまえば、それ以上の被害拡大は防げます。
また必要に応じてアカウント自体を削除することも選択肢の一つです。退会すれば投稿履歴も残らないため、特定されるリスクを根本から断つことができます。
他の口コミサイトを利用する
「インディードはバレそうで不安」という場合は、他の口コミサイトを活用するのも一つの手です。
たとえば「OpenWork」や「転職会議」などは匿名性が高く、より投稿内容を絞り込んで公開できるサイトとして人気があります。
複数のサイトに分散して口コミを投稿すれば、一つの場所に情報が集中せず、バレるリスクを軽減できます。

転職エージェントから求人に応募する
口コミの投稿をきっかけに本人が特定されそうな場合は、求人への応募方法を見直すことも効果的です。
インディード経由での直接応募は、プロフィールや履歴書がそのまま企業に届くため、過去の投稿と紐づけられるリスクがあります。
一方、リクルートエージェントやマイナビエージェントなどの転職エージェントを経由すれば、企業との直接のやり取りが減り、安全性が向上します。

求人探しにおすすめの転職エージェント4選
転職活動を始めるにあたって、数ある求人情報の中から自分に合ったものを探し出すのは容易ではありません。
そんなときに心強い味方となるのが「転職エージェント」です。
ここでは、求人数やサポートに定評のある転職エージェント4社を紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、国内最大級の求人数を誇る転職エージェントです。
非公開求人だけでも30万件以上あり、幅広い業界・職種のハイクラス求人や大手企業案件を紹介してもらえます。
また業界ごとの専任アドバイザーが在籍しており、履歴書の添削や面接対策、条件交渉など手厚いサポートを受けられます。

運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
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公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
求人数 | 917,620件(非公開求人305,520件含む) |
対応業界 | 全業種 |
対応職種 | 営業/企画/事務/コンサルタント/金融専門職/不動産専門職/クリエイティブ/エンジニア/その他 |
面談方法 | 対面/電話/オンライン |
対応エリア | 全国 |
拠点 | 東京/宇都宮/さいたま/横浜/京都/大阪/神戸/名古屋/静岡/北海道/東北/金沢/新潟/長野/岡山/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
doda
dodaは「エージェントサービス」と「求人サイト」が一体となった、利便性の高い転職支援サービスです。
自分で求人を検索しつつ、エージェントからの提案も受けられるハイブリッド型なので、主体的に動きたい人にも向いています。
またIT・メーカー・医療業界など分野別のアドバイザーが在籍し、丁寧なカウンセリングによって希望やスキルに合った求人を紹介してもらえます。

運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda.jp/ |
求人数 | 254,670件 (公開求人数+非公開求人数:279,020件) |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 営業/SE・エンジニア/建築・土木・不動産/機械・電機/企画/管理など |
面談方法 | オンライン/電話 |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/横浜/札幌/仙台/静岡/名古屋/大阪/京都/神戸/岡山/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
マイナビエージェント
マイナビエージェントは20代・30代の若手ビジネスパーソンから特に人気のある転職エージェントです。
20代や若手向けの求人が豊富で、キャリアカウンセリングや書類添削、模擬面接などのサポート体制も充実しています。
大手だけでなく優良中小企業の案件も豊富に取り扱っており、営業・事務・IT・金融・医療系など幅広いジャンルに対応が可能です。

運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
求人数 | 求人多数 |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 営業職/I技術職/医薬・医療系職/販売・サービス系職/クリエイティブ職/企画・管理系職/金融系など |
面談方法 | 対面/オンライン/電話 |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/神奈川/北海道/宮城/愛知/京都/大阪/兵庫/福岡 |
2025年9月時点の情報
ビズリーチ
ビズリーチは、即戦力・ハイクラス人材向けのスカウト型転職サービスとして人気を集めています。
登録すると企業やヘッドハンターから直接スカウトが届くため、自分では見つけられない非公開求人に出会える可能性が高まります。
年収600万円以上の求人が中心で、管理職・専門職・海外案件なども豊富に揃っており、キャリアアップを目指す人に最適です。

運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
求人数 | 公開求人数+非公開求人数:38,2940件 |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 経営/管理/マーケティング/営業/コンサルタント/IT技術職/金融/サービス/広告など |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/静岡/名古屋/大阪/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
転職エージェントの賢い使い方と選び方を知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
インディード(Indeed)の口コミによくある質問
インディードの口コミに関して特によくある質問と回答をまとめました。
スカウトは匿名プロフィールをもとに企業が送ってくるため、口コミ投稿とは無関係です。
ただし、プロフィール情報と口コミ内容が一致している場合、社内の関係者に勘づかれるリスクはあります。
本人特定を避けたい場合は、プロフィールを非公開にするか、履歴書の内容を調整することでリスクを下げられます。
インディードに限らず、誹謗中傷や虚偽の内容を投稿すると、企業側が情報開示請求をおこない、投稿者のIPアドレスから個人を特定するケースがあります。
ただし、一般的な批判や体験談の範囲内であれば訴えられる可能性は低いため、事実に基づいた冷静な表現を心がけることが重要です。
投稿内容がガイドラインに準拠しているか確認され、問題がなければ数日〜1週間ほどで公開されます。
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