インディード(indeed)は多くの求人を検索・閲覧できる便利なサイトですが、一方で「登録は危険」「利用はやめとけ」という意見もあります。
サービス自体に危険性はありませんが、サイト内に掲載される求人には悪質な業者が紛れ込んでいることもあるので注意が必要です。
本記事では、インディードが危険と言われる理由について解説するとともに、安全に利用する方法を紹介します。
個人情報の流出を防ぐ方法も紹介するので、インディードの利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
インディード(indeed)の登録が危険・やめとけと言われる理由
インディードは求人検索エンジンとして圧倒的な掲載数を誇りますが、一部では「登録は危険」「使わないほうがいい」という声もあります。
ネガティブな意見が出る背景には、インディード独自の仕組みや実際に利用した人のトラブル体験が関係しています。
以下では、インディードを利用する際に注意すべき7つのポイントを解説します。
怪しい求人が混ざっている
インディードは求人掲載のハードルが低いため、審査をすり抜けた「怪しい求人」が紛れている可能性があります。
怪しい求人の特徴
- 実在の企業になりすました求人
- 個人情報や金銭目的の詐欺求人
- 自社サイトにリンクを飛ばす形式の求人
怪しい案件は労働条件が不明瞭で、実態のない企業による情報収集目的の可能性もあるため、内容の確認が重要です。

ブラック企業の求人が掲載されている
インディードのサイトには、ブラック企業の求人が掲載されるケースも少なくありません。
相場より極端に高い給与や過剰な好待遇をうたう求人を見かけたら、すぐに応募せずに信憑性を確かめる必要があります。
また口コミサイトでの評判が悪い企業が堂々と求人を出している場合もあるため、応募前には必ず企業名を検索し、実際に働いた社員の声を確認するなどの情報収集が必要です。
求職者と企業の間に誰も入ってくれない
インディードはあくまでも検索エンジンであり、リクルートエージェントやdodaのようなエージェント機能(仲介)はありません。
担当者が企業と求職者の間に入ってサポートしてくれることはないため、すべて自力で対応する必要があります。
企業とのやり取りはすべて自己責任になり、履歴書の添削や面接対策などの支援も受けられないので、初めての転職や就職にはやや不向きといえます。
- リクルートエージェント
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求人の応募に手間がかかる
インディードに掲載されている求人は、それぞれ応募方法が異なります。
求人情報にある応募ボタンを押すと、企業独自のフォームや外部サイトに遷移することが多いため、一括応募はできません。
応募するたびに別サイトでプロフィール登録や書類のアップロードをする必要があり、非常に手間がかかります。

応募した後の連絡が遅い
インディードは掲載企業が個別に応募の管理をしており、インディード自体は管理をしていません。
応募した後の連絡は企業の対応に任されているため、連絡スピードや対応品質に大きな差があります。
実際は応募後の連絡が遅いケースが多く、「一切返事がこない」「数週間経ってからようやく断りのメールが届いた」という声もあります。

途中から口コミを見れなくなる
インディードでは企業口コミを閲覧できる機能がありますが、すべての口コミを見るにはアカウント作成が必要です。
口コミを投稿しないと続きを見られないといった制約もあるため、情報収集の自由度が下がるのがネックです。
利便性の低さから、「やめとけ」という悪い評判につながっている可能性があります。
個人情報が流出すると言われている
インディードを利用した人の中には「登録したら迷惑メールが増えた」「第三者からの営業電話が来た」といった意見もあります。
公式に情報漏れが確認されたわけではありませんが、登録情報が他サイトと共有される可能性があるため、個人情報の管理に不安を感じる人も多いです。

インディード(indeed)に怪しい求人がある理由
インディードは手軽に求人を探せる便利なサービスですが、その反面、怪しい求人やブラック企業の情報も紛れ込んでいます。
怪しい求人が紛れ込んでいる理由は、主に3つあります。
求人情報を無料で掲載できる
インディードには無料で求人情報を掲載できるため、怪しい事業者も紛れ込みやすいのが問題です。
企業側はコストをかけずに多くの求職者へアプローチできるため、信頼性の低い事業者でも簡単に求人を出せます。
その結果、「報酬が極端に高い」「仕事内容が不明瞭」といった求人も混ざりやすくなるのです。

審査が緩くて求人を掲載しやすい
インディードでは求人を掲載する前のチェック体制が弱いため、虚偽情報が紛れ込むこともあります。
一般的な転職サイトでは、求人内容の事前審査や企業の信用調査が実施されますが、インディードでは審査のプロセスが比較的緩やかです。
特に自社サイトに誘導するタイプの「クローリング求人」は、ほぼ自動で掲載されるため、内容の確認が追いついていないケースもあります。
その結果、実態のない企業や副業詐欺まがいの求人まで紛れ込んでしまい、質の低い求人が表示されてしまうのです。

求人の掲載内容は任意で変更できる
インディードに掲載された求人情報は、企業側で自由に編集・更新が可能です。
そのため掲載内容が後から変更されることもあり、「初回表示と実際の労働条件が異なる」「途中で待遇条件などが変わる」といった事態が起こりやすくなっています。
たとえば「正社員募集」と書かれていたのに実際は業務委託だったり、給与が条件によって大きく変動したりするなど、曖昧な表現でミスリードを誘うケースもあります。

indeed(インディード)に掲載されている怪しい求人の見分け方
インディードは無料で求人を掲載できるため、企業にとって便利なプラットフォームですが、求職者にとっては怪しい求人や悪質な企業と出会うリスクがあります。
トラブルに巻き込まれないためには、怪しい求人を見分ける目を養うことが大切です。
怪しい求人を見極めるポイントは、主に5つあります。
仕事内容や募集要件が曖昧でわかりにくい
求人内容が「簡単作業」「誰でもできる仕事」など、具体的な業務内容が記載されていない場合は注意が必要です。
業務内容や募集要件が曖昧な求人は、誤魔化したりおとり求人であったりする可能性があります。
特に仕事内容や求めるスキル・資格・経験などの記載が曖昧な場合、その企業が求職者をしっかり選考する意思がないか、詳細を隠している可能性があります。

他の求人に比べて給料や待遇が良すぎる
「未経験OK・月収50万円以上可」など、他の同業種と比べて極端に高待遇をアピールしている求人は、応募を促すためのおとり広告である可能性があります。
高条件に惹かれて実際に面接に行くと、全く異なる条件を提示されることも珍しくありません。
たとえば「固定給+高歩合」と書かれていても、実際は完全歩合制で収入が不安定だったり、ノルマが厳しかったりする場合があります。

企業や採用担当の連絡先がわからない
企業や採用担当の連絡先がわからない求人や、問い合わせ先が曖昧な求人は、トラブルが起きた際の逃げ道を作っている可能性があるので注意が必要です。
連絡先不明な求人の特徴
- 求人情報に企業の所在地や連絡先が記載されていない
- 個人名義のフリーメールアドレスのみが記載されている
- 企業の公式ホームページがない
- ネットで調べても企業情報がほとんど出てこない
連絡先が不明だと応募後のやり取りで不審な対応をされることもあり、個人情報が流出するリスクも高まります。

求人やメールの文章に誤字脱字が多い
求人情報や応募後のメールに誤字脱字や文法ミスが多い場合、真剣に人材を探していないか、外国の業者の可能性があります。
特に住所や社名、職種名に誤りがある場合は、その企業自体が実在するかどうかを疑う必要があります。

内定までの選考段階が少ない
選考が極端に簡略化されている求人は、正当な企業でない恐れがあるので警戒すべきです。
選考が簡略化されている求人の例
- 即日内定
- 面接1回のみで即内定
- 履歴書不要
通常の選考では「書類選考→一次面接→二次面接」といった複数の段階を経るのが一般的です。
通常の採用フローではない企業は、「とにかく人が欲しい」だけの可能性があります。
そのような企業に応募すると、働き出してから過酷な労働条件を強いるケースもあるため、慎重な見極めが必要です。

インディードを安心・安全に利用する方法
インディードで安心して転職活動を進めるためには、求人情報の見極めや個人情報の管理が欠かせません。
ここでは、インディードを安全に活用するための具体的な方法を紹介します。
応募前に企業の評判や口コミを確認する
求人に応募する前には、企業の評判や口コミ調査が必須です。
口コミの中には、面接の内容や社内の雰囲気、残業時間の実態、離職率など、公式サイトでは知り得ない情報も多くあります。
企業の実態を知ることで、ブラック企業に応募するリスクを減らせます。

怪しい求人から連絡が来ても応対しない
応募していない企業や説明が曖昧な企業から連絡が来た場合は、応対せず無視するのが賢明です。
特に「今すぐ面接をしたい」「個人情報を今すぐ送ってほしい」といった緊急性を強調するケースは要注意です。
焦って返信すると、個人情報を抜き取られたり、不審な面談や説明会に誘導されたりします。
連絡を急かす企業は詐欺や勧誘、悪質なスカウト業者の可能性があるため、不審な連絡は無視するかブロックするのが得策です。

安易に個人情報を渡さない
インディード経由での応募では、履歴書や職務経歴書、連絡先などの個人情報を企業側に送る場面もありますが、信頼できる企業であるかを確認してから提出するのが基本です。
信頼できない相手に個人情報を渡すと流出するリスクがあるため、必要以上の情報を送らないことが大切です。
また採用とは関係ない個人情報(家族構成、金融情報、マイナンバーなど)を要求してくる場合は、悪用の恐れがあるため、絶対に渡さないように注意しましょう。
プロフィールや職務経歴書は非公開に設定する
プロフィールや職務経歴書は「非公開」または「特定の企業にのみ公開」設定にしておくのがおすすめです。
公開状態にしたほうが企業からのスカウトを受けやすいですが、悪質な業者に情報を悪用されるリスクがあります。
特に転職活動を始めたばかりの人や現在の職場に知られたくない人は、プロフィールの公開範囲を制限してリスクを減らすのが無難です。
公開範囲を慎重に管理すれば、不要なスカウトや怪しい企業からの連絡を防げます。

信用できる求人を探すなら転職エージェントがおすすめ
インディードなどの求人検索サイトは便利ですが、誰でも求人を掲載できるため、ブラック企業や怪しい求人が紛れ込んでいることも少なくありません。
信頼できる求人を探したいなら、プロのキャリアアドバイザーが厳選した求人を紹介してくれる「転職エージェント」の利用がおすすめです。
以下に、信頼性が高く実績豊富なエージェントを4つ紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数・転職支援実績ともに業界トップクラスの総合型エージェントです。
非公開求人も非常に多く、大手企業からベンチャーまで幅広い選択肢の中から自分に合う職場を探せます。
また各業界・職種に精通したアドバイザーが在籍しており、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、条件交渉などの手厚いサポートを受けられます。

運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
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公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
求人数 | 917,620件(非公開求人305,520件含む) |
対応業界 | 全業種 |
対応職種 | 営業/企画/事務/コンサルタント/金融専門職/不動産専門職/クリエイティブ/エンジニア/その他 |
面談方法 | 対面/電話/オンライン |
対応エリア | 全国 |
拠点 | 東京/宇都宮/さいたま/横浜/京都/大阪/神戸/名古屋/静岡/北海道/東北/金沢/新潟/長野/岡山/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
doda
doda(デューダ)は、パーソルキャリアが運営する大手転職支援サービスで、求人検索サイトとエージェント機能を併せ持つのが特徴です。
サイト上で求人を検索しつつ、エージェントから非公開求人や応募書類の添削サポートを受けられるため、柔軟な使い方ができます。
またITやメーカー、医療、営業など各業種に専門チームが配置されており、丁寧なヒアリングをもとに希望にマッチした求人を紹介してくれます。

運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公式サイト | https://doda.jp/ |
求人数 | 254,670件 (公開求人数+非公開求人数:279,020件) |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 営業/SE・エンジニア/建築・土木・不動産/機械・電機/企画/管理など |
面談方法 | オンライン/電話 |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/横浜/札幌/仙台/静岡/名古屋/大阪/京都/神戸/岡山/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代〜30代若手の転職支援に特化した転職エージェントです。
新卒就活で有名なマイナビが運営しているため、若年層のキャリア支援に強く、初めての転職でも丁寧にサポートしてもらえます。
また中小企業や成長企業の優良求人も多く、「未経験からキャリアチェンジしたい」「将来性ある企業で働きたい」といったニーズにも対応できます。

運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
求人数 | 求人多数 |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 営業職/I技術職/医薬・医療系職/販売・サービス系職/クリエイティブ職/企画・管理系職/金融系など |
面談方法 | 対面/オンライン/電話 |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/神奈川/北海道/宮城/愛知/京都/大阪/兵庫/福岡 |
2025年9月時点の情報
ビズリーチ
ビズリーチは、年収600万円以上のハイクラス向け求人を中心に扱うスカウト型の転職サービスです。
企業やヘッドハンターからの直接スカウトが届く仕組みで、管理職や専門職、外資系企業への転職を目指す人に適しています。
職務経歴書の内容が評価されれば優良企業からオファーが届くため、効率的かつ戦略的に転職を進められます。

運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
求人数 | 公開求人数+非公開求人数:38,2940件 |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 経営/管理/マーケティング/営業/コンサルタント/IT技術職/金融/サービス/広告など |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/静岡/名古屋/大阪/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
転職エージェントの賢い使い方と選び方を知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
インディード(indeed)の登録が危険によくある質問
インディードの「登録が危険」「やめとけ」といった評判に関して、よくある疑問と回答をまとめました。
求人ごとに応募先が異なり、企業公式サイトや外部の採用ページに直接リンクされるため、アカウントなしでも手続きが完結する場合もあります。
しかし、アカウントを作成すると応募履歴の管理やスカウト機能、職務経歴書の保存などができるようになり、利便性が向上します。
個人情報の漏洩などが心配な場合は、最低限の情報だけ入力して利用するのがおすすめです。
ただしインディード自体が悪質なのではなく、無料で誰でも求人を掲載できる仕組みが問題の本質です。
悪質な求人に出会った人が「最悪」と評価していますが、実際に最悪かどうかは使い方次第です。
応募前に企業口コミを確認する、誤字脱字や連絡先不明の求人を避けるなど、求人選びに慎重になれば十分安全に利用できます。
サービス自体の安全性は高いですが、求人の信頼性には注意が必要です。
インディードは企業の審査が甘く、掲載される求人の質にはバラつきがあります。
悪質な求人が混在してしまうリスクもありますが、慎重に見極めれば問題ありません。
プロフィール設定を非公開にする、応募先の評判を確認するなど、基本的な安全対策は忘れずにおこなうのが重要です。
転職支援実績No.1!日本最大級の定番エージェント
転職者満足度No.1!サポート力に定評のある転職エージェント
20代支持率No.1!若手を採用したい企業の求人が多数