リクルートエージェントを退会した人でも再登録は可能です。しかし再登録しても、前回と同じ担当者がサポートしてくれるとは限りません。
また前回登録していたときの利用状況が悪かった人は、再利用を断られる場合もあるので注意が必要です。
本記事ではリクルートエージェントを再登録する方法と、利用を再開するときの注意点について解説します。
万が一再登録できなかった場合におすすめの転職エージェントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
リクルートエージェントは何度でも再登録が可能
リクルートエージェントは退会しても何度でも再登録できます。さまざまな理由で利用を一時中断した人でも、再利用に制限はありません。
リクルートエージェントを退会した理由
- 前回はタイミングが合わなかった
- 担当者との相性が合わなかった
- しばらく転職活動を休止していた
- 他のエージェントを使っていたが再び利用したくなった
再登録をする際に、退会・再登録の理由は問われません。前回の利用から時間が空いている場合でも、問題なく利用できます。
また再登録後はキャリアアドバイザーから再びサポートを受けることができ、以前とは異なる求人を紹介してもらえる可能性があります。

また再登録の際には過去の登録履歴が残っていることもあるため、スムーズに手続きできるケースも多いですよ。
特に数カ月以内に退会した場合は、再開希望として扱ってもらえる可能性があります。
リクルートエージェントを再登録する方法
リクルートエージェントへの再登録は、基本的に新規登録と同じ手順です。
前回の利用から1年以内であれば、以前の担当者に連絡して利用を再開できる場合があります。
新規登録の手続きをする
リクルートエージェントに再登録するときは、基本的に新規登録と同じ手順を踏む必要があります。
まずは公式サイトにアクセスし、新規登録フォームに名前、メールアドレス、電話番号、現在の就業状況などを入力すれば登録完了です。
この場合、リクルートエージェント側で過去の利用履歴が確認され、必要に応じて登録情報を引き継いだ対応がなされる場合があります。
履歴が残っていれば、面談なしで再開できるケースや、前回の情報をもとに求人提案を受けられることもあります。

再度レジュメや希望条件の提出が求められることがあるので、事前に用意しておくとスムーズです。
以前の担当キャリアアドバイザーに連絡する
前回担当してくれたキャリアアドバイザーに信頼感があり、再びサポートをお願いしたい場合は、担当者に直接連絡を取るのも有効な方法です。
過去の利用歴がある場合、以前の担当者が再登録を取り次いでくれるケースもあります。
担当者に連絡するメリット
- エージェント側からのヒアリングや手続きが簡略化される
- 無駄なやり取りを省いてスムーズに転職活動を再開できる
- 特別に求人を再提案してくれる場合がある
過去のメールや電話番号が分かる場合は、再登録したい旨と「もう一度サポートをお願いしたい」という希望を伝えましょう。
リクルートエージェントに再登録するときの注意点
リクルートエージェントを再登録する際は、いくつか注意点があります。
担当者が以前と変わる可能性がある
リクルートエージェントに再登録をしても、前回と同じ担当者になるとは限りません。
担当するキャリアアドバイザーの割り当ては、そのときの状況によって決まるため、別の担当者になる可能性もあります。
担当するキャリアアドバイザーの決まり方
- 登録するタイミング
- 登録エリア
- 担当者の空き状況
前回の担当者との相性が良く、再度依頼したい場合は、再登録時の備考欄や初回面談時にその希望を伝えましょう。

新たな担当者が付く可能性もあることは考慮しておきましょう。
再登録でも面談は受ける必要がある
リクルートエージェントに再登録した場合でも、面談はあらためて受ける必要があります。
なぜなら、転職希望者の状況や希望条件が以前と変わっている可能性があるためです。
また再登録から時間が空いていれば、業界の動向や求人市場も変化しているため、最新情報を得る機会としても重要です。
面談の所要時間は1時間前後ですが、事前に希望条件などをまとめておくとスムーズに進みます。
面談方法 | ・対面(全国16ヶ所にあるオフィス) ・オンライン ・電話 |
---|---|
面談の時間帯 | ・平日 9:30~20:00 ・土日祝 9:30~18:00 |
面談にかかる時間 | ・30分~1時間半 |
面談を通じて、職務経歴や希望業種、転職時期などを改めて整理することで、よりマッチした求人を紹介してもらえます。

登録情報を充実させないと成功しにくい
リクルートエージェントに再登録するときに入力情報が不十分だと、マッチする求人の精度が下がり、紹介数が減る可能性があります。
以前の登録情報が残っている場合でも、そのまま流用すると「やる気が感じられない」と受け取られてしまい、紹介案件の優先度が下がりやすいので注意が必要です。
そのため履歴書や職務経歴、希望条件などの情報は、前回よりも丁寧な入力・更新が重要です。
自己PRや志望動機の欄もきちんと埋めておくことで、書類選考の通過率も上がりやすくなります。

登録情報が充実するほど、担当者も求人の提案・マッチングをしやすくなります。
再登録を断られる場合がある
基本的にリクルートエージェントの再登録は可能ですが、過去の利用歴や行動によっては再登録を断られることもあります。
特にエージェントとの信頼関係を損なうような行動を取った場合は、サービスの利用が制限されることがあります。
お申込みいただきご登録いただいた後であっても、過去に当社が提供するサービスの利用規約に違反する行為があった人には、転職支援サービスおよび当社の一切のサービスを提供できない場合があります。
6.(転職支援サービス提供の終了事由)当社は、利用者において次に掲げる事項に該当する事由が生じた場合は、当該利用者に対して何らの催告を要することなく、転職支援サービスの提供を終了することができるものとします。
・a.利用者が本規約に定める各事項に違反した場合
・b.正当な理由なく当社からの連絡にご返信いただけない場合
・c.転職支援サービスの範囲を超える要望を繰り返し行う場合
・d.その他、利用者と当社との信頼関係が維持できないと当社が判断した場合
また何度も短期間での退会と再登録を繰り返していると、運営側から「冷やかし」と見なされ、登録が拒否されることもあるため注意が必要です。

リクルートエージェントに再登録できないケースについては、次の見出しで詳しく解説します。
リクルートエージェントに再登録できない人の特徴
リクルートエージェントの再登録は原則可能ですが、以下のような行動を過去にとった人は登録を断られる可能性が高いです。

紹介された企業に転職した後すぐに退職(離職)した人
リクルートエージェント経由で紹介された企業に転職後、短期間で退職してしまった場合、再登録できない可能性があります。
短期間で退職すると、「報酬が取り消された」「取引先企業との信頼関係が悪化した」など、エージェント側に損害が発生している可能性があります。
転職エージェントでは、企業に紹介した人材が入社から数ヶ月以内(保証期間)に退職した場合、紹介手数料の一定割合を求人企業に返還する「返戻金」を設定していることが多いです。
特に入社から6カ月以内に退職した場合は、企業に10〜80%の返戻金を支払わなければならず、エージェント側に損失が発生している可能性が高いです。
人材を採用する企業にとっては、入社した人材が早期退職してしまうと、紹介手数料が損失になってしまいます。そのため人材紹介サービスによっては、早期退職に対する返戻金を設定しているケースがあります。
例えば、入社1カ月以内の退職については80%、1カ月を超え3カ月以内の退職について50%、3カ月を超え6カ月以内の退職については10%など、在籍期間に応じて定められていることが多いようです。
入社後すぐに退職すると採用企業からの評価も悪くなるため、同様のケースが続くと再登録の審査が厳しくなり、利用を断られてしまいます。

再登録を断られなくても、サポートが限定的になる可能性もあるので要注意です。
内定承諾後や入社直前で辞退した人
前回のサービス利用時に内定承諾後や入社直前で辞退した人は、信頼関係を損ねる行動と判断され、再登録が断られる場合があります。
内定承諾後や入社直前での辞退は、企業とエージェントの双方に大きな迷惑をかける行為です。
企業側にとっては採用計画の見直しが必要になるため、エージェントとの取引自体が危ぶまれることもあります。
リクルートエージェントでは過去の行動が記録として残るため、再登録時に「問題のある候補者」と判断されやすいです。

当時の状況を正直に伝えれば、エージェント側も理解を示しやすくなります。
担当者に失礼な態度をとった人
過去にキャリアアドバイザーに対して横柄な態度や無礼な言動を取った場合も、再登録は難しくなります。
転職エージェントは信頼関係を前提として求人紹介をおこなうサービスであり、サービスの利用にはマナーが欠かせません。
そのため以下のようなマナー違反や迷惑行為を行った場合は、サポートを打ち切られる可能性が高いです。
- 一方的に連絡を絶った
- 逆ギレのような態度を取った
- 攻撃的な態度があった
- 無理な要求をした
マナー違反や迷惑行為をした人は、リクルートエージェント内で「対応困難者」として記録され、再登録がブロックされ、以後のサポートが停止されることがあります。

問題視される行動があった場合は、同様の行為をしないように真摯な姿勢で臨む必要があります。
リクルートエージェントに再登録できない人におすすめのエージェント
リクルートエージェントに再登録できなかった場合は、他のエージェントの利用を検討してみましょう。
他にも質の高い転職支援を提供しているエージェントは多数存在しますが、ここでは特におすすめの3社を紹介します。

doda
doda(デューダ)はパーソルキャリアが運営する大手転職エージェントで、求人数やサポート体制の充実度が特徴です。
幅広い業種・職種に対応しており、未経験歓迎の求人からハイクラス案件まで多岐にわたります。
またエージェントサービスとスカウト機能を併用できるため、効率よく転職活動を進めたい人におすすめです。

リクルートエージェントよりもレスポンスが早いと感じる利用者も多く、初めての転職でも安心して使えますよ。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
公式サイト | https://doda.jp/ |
求人数 | 254,670件 (公開求人数+非公開求人数:279,020件) |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 営業/SE・エンジニア/建築・土木・不動産/機械・電機/企画/管理など |
面談方法 | オンライン/電話 |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/横浜/札幌/仙台/静岡/名古屋/大阪/京都/神戸/岡山/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20〜30代の若手向けの求人に強みを持つエージェントです。
特に中小企業や成長企業とのパイプが強く、大手にはない独自求人を保有しているのが強みです。
またキャリアアドバイザーは丁寧なヒアリングを重視しており、初めての転職活動にも手厚く寄り添ってくれます。

書類添削や面接対策などの支援も手厚いので、サポート重視でエージェントを選びたい人におすすめですよ。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
求人数 | 求人多数 |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 営業職/I技術職/医薬・医療系職/販売・サービス系職/クリエイティブ職/企画・管理系職/金融系など |
面談方法 | 対面/オンライン/電話 |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/神奈川/北海道/宮城/愛知/京都/大阪/兵庫/福岡 |
2025年9月時点の情報
ビズリーチ
ビズリーチは、年収600万円以上のハイクラス層を対象としたスカウト型転職サービスです。
企業やヘッドハンターから直接スカウトが届くのが特徴で、自分で積極的に求人を探す手間を省けます。
特に職務経歴やスキルに自信のある中堅〜ベテラン層にとっては、リクルートエージェントよりもさらに高年収・高待遇のオファーが得られる可能性があります。

運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
求人数 | 公開求人数+非公開求人数:38,2940件 |
対応業界 | 全業界 |
対応職種 | 経営/管理/マーケティング/営業/コンサルタント/IT技術職/金融/サービス/広告など |
対応エリア | 全国・海外 |
拠点 | 東京/静岡/名古屋/大阪/広島/福岡 |
2025年9月時点の情報
リクルートエージェントの再登録によくある質問
リクルートエージェントの再登録によくある質問と回答をまとめました。
ただし、再登録時には職務経歴書や希望条件の更新、再面談などが必要になるケースが多いです。
また過去の利用履歴によっては登録が制限されるため、丁寧な対応を心がけることが重要です。
ログインして最新情報に更新したり、担当のキャリアアドバイザーに連絡を入れたりすれば、転職活動を再開できます。
退会していなければ、サービスの利用に特に制限はありません。ただし放置期間が長いと「退会扱い」となる場合や、求人紹介の優先度が下がる可能性があります。
再開を希望する際は早めに自分からアクションを起こし、アドバイザーに意欲を示すことが重要です。
- 登録時のメールアドレスやパスワードが間違っている
- 一定期間ログインがなく、セキュリティの観点からアカウントが一時停止されている
- 退会処理が完了している場合、アカウント自体が無効化されている
- サポート終了でアカウントが無効になっている
一定期間ログインしなかった場合は、アカウントが無効化されることがあるので注意が必要です。
再ログインできない場合は、公式サイトの「ID・パスワードを忘れた方はこちら」から手続きをおこなうか、お問い合わせフォームから連絡しましょう。
担当者にサービスを中断したい旨を伝えれば、求人紹介や連絡を一時的に控えてもらえます。
たとえば転職活動を一時中断したい事情がある場合は、その理由とともに、いつ頃再開する予定かを伝えておくとスムーズです。
何も連絡せずに放置すれば、実質的にサービスを一旦停止できますが、再開時は改めて連絡が必要です。
なお長期間連絡を取らない場合は、自動的にサポート対象外になる可能性もあるため注意しましょう。
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