終身雇用の時代が終わり、近年は転職することが当たり前になりました。これまでより転職へのハードルが低くなった一方で、安易に転職を繰り返して失敗を重ねてしまう人もいます。
今回は、転職で成功する人、失敗する人の特徴や、転職を成功させるための秘訣をご紹介します。
転職が人生を変える
転職は、良くも悪くも人生を変える力を持っています。結論を言うと、転職を成功させるために大切なのは「軸」を持つことです。自分自身の軸に沿って転職ができれば、仕事にやりがいや意味を持って取り組むことができるでしょう。
一方で転職活動で失敗を繰り返してしまう人に多いのは「なんとなく」で転職活動をしてしまう人です。
入社した会社でたまたま上手くいくことはありますが、途中で働く意義を見出すことができず、短期離職に繋がるケースが多いです。
その結果、転職回数が増えてしまいます。回数が増えると企業からは「入社してもすぐに辞めるのではないか」とネガティブな印象を持たれてしまい、転職が難しくなるでしょう。
転職で成功する人の特徴
転職で成功する人の特徴は、目標や目的が明確であることです。
転職活動を始める前に最初にするべきことは「どうして転職したいのか」を明確にすることです。転職はあくまでやりたいことや、現状をよくするための一つの手段であると考えましょう。
この時に大切なことは繰り返し「なぜ?」と問い続けることです。例えば転職したい理由が「営業がをやりたいくない」だとすると
- 営業のやり方が嫌なのか(テレアポや飛び込み営業など)
- 売っている商材が嫌なのか
によって、今後の転職先の選びかたが変わってきます。転職したいと思っている理由や原因をしっかりと明らかにしましょう。
転職の目的や目標が明確になれば、次に「キャリアプラン」を立てます。キャリアプランとは簡単に言うと、中長期的な今後の人生計画のことです。
キャリアプランを立てることで「目標を達成するまでに今なにをするべきか」が明確になります。
自己分析をすることで、理想と現状のギャップを正しく認識し、次に行くべき企業はどんな条件が必要かを考えることができるでしょう。
まずはゴールを明確にし、それを叶えるために転職するべきかどうかを考えることから始めましょう。
転職を失敗する人の特徴
転職に失敗する人の多くは「なんとなく」で転職先を決めてしまいます。転職することによってどんなことがしたいか、なにを成し遂げたいかを考えずに、「とりあえず給料を上げたい」「今の人間関係から抜け出したい」などのざっくりとした理由で転職するケースが多いです。
このように「なんとなく」で転職をすると、転職先の企業とのミスマッチが多くなってしまいます。そのため、転職に失敗する可能性が高くなります。
また、転職を考える際に「現職でどのような努力をしてきたのか」「どのような結果を出してきたのか」を明確にすることが大切です。
面接を通して、転職者が自分の会社に入ってどんな活躍をするのかをイメージさせる必要があります。
転職で成功をするために
転職を成功させるためには、転職をゴールではなく、自分のなりたい姿へ近づくためのスタートとして捉えることが大切です。
そこで転職成功の鍵となるのが自己分析です。まずはキャリアの棚卸しから始めましょう。経験した職種、担当した業務を思い返し、印象に残る仕事や喜びを感じた瞬間を洗い出していきます。
自己分析では自分の強みを言語化することが大切です。キャリアの実績だけでなく、人間性や忍耐力、分析力などの抽象的な能力も強みになるでしょう。
言語化する際は、具体的なエピソードを織り交ぜることを意識してみてください。例えば、ただ「粘り強いです」と伝えるよりも「営業で結果が出ない時に〇〇を実行してみたら、その月の営業成績が1位になった」などの具体的なエピソードを伝えたほうがイメージしやすいです。
棚卸しが終わったら、それを自分の最終的なゴールに紐付け、今自分がすべきことを考えていきます。これまでのキャリアや自分の得意不得意を元に、なぜ転職したいのか、今やりたい仕事は何なのかを明確にしていきます。
自己分析をしっかりおこなえば、面接時に一貫性のあるストーリーを伝えることができます。面接で履歴書と矛盾する発言をすると、面接官に不信感を与え、志望動機が浅いと思われてしまうこともあります。
自己分析を徹底的にやっておけば、面接でどんな質問がきても自己分析を元に話すことができます。また、実際に仕事でやり切って成果を出したエピソードがあると、面接官の印象も良くなるでしょう。
自己分析の方法
転職に必須の自己分析は大きく3つの方法があります。
- 自分で自己分析をする
- 親しい人や上司の意見を聞くこと
- キャリア相談サービスを使って客観的な意見を聞くこと
1つ目は、自分で自己分析する方法です。おすすめはノートに自分の思う強みや弱み、今後やりたいことなどを書いていきます。言語化することで考えが整理され、新しい発見もあるでしょう。
自分を分析する際は、自分に正直に弱みや苦手なことにもしっかり向き合うことが大切です。
2つ目の方法は、親しい人や上司の意見を聞くことです。自分よりも、自分の近くにいる人のほうが自分をよく知っていることもありますよね。自分では気づけなかった強み・弱みを教えてくれるかもしれません。とくに自分が転職したいと考えている業界や職種の知人がいればぜひ意見をもらいましょう。
3つ目は、自己分析やキャリア相談に乗ってくれるサービスを利用する方法です。キャリアコーチングや転職エージェントなど、現在は様々な転職支援サービスがあるため、上手く活用しましょう。
転職のプロに話を聞くことで、自己分析だけでなく、今後のやりたいことやキャリアを見直すことができます。
また、多くの人を転職支援している転職のプロなので、友人よりも客観的な視点で意見を聞けるでしょう。
詳しい自己分析のやりかたや、自己分析サービスについては下記の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
海老原 舜
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