一般的に異業種への転職、つまり未経験の業種へと転職をするのは難しいと言われています。
そのため興味があるのに営業職への転職を踏みとどまる方もいるかと思いますが、それは非常にもったいないです。
なぜなら営業職への転職は、未経験の方でも採用されやすくオススメだからです。
この記事では、営業職をオススメする理由、営業職の中でもどの業界がオススメか、そして営業への転職を成功させるための秘訣を解説していきます。
目次
営業職への転職は未経験でも採用されやすい
先ほど未経験の業種へと転職するのは難しいと言いましたが、それには理由があります。
新卒の採用は成長性を見込まれ採用される「ポテンシャル採用」と言われる一方で、転職採用は即戦力になるかが軸になる「スキル採用」だからです。
ではなぜ営業職は未経験でも転職しやすいのでしょうか。
未経験でも採用されやすい理由
営業職への転職において、未経験でも採用されやすい理由は2つあります。
- 営業職は求人が多い
- 特別なスキル、経験がなくても挑戦できる
1つ目の「営業職は求人が多い」について。
営業職はそもそもの求人数が多く、数多くある業種の中でもトップクラスです。その理由としては、営業職を経て他業種へと転職する方が多く業種として常に人不足であることが挙げられます。
実際、dodaの「転職求人倍率レポート(2019年10月)」によると営業職の転職者に対する求人の倍率は2.40と、売り手市場であることがわかります。
2つ目の「特別なスキル、経験がなくても挑戦できる」について。
先ほどいったように、営業職というのは自社の商材を顧客に適切に届ける職種です。
なので、エンジニアのようにプログラミングスキルが求められたり、マーケティング職のように前職でマーケティングの経験が求められるといったことがありません。
若いほど採用率は高いが、35歳を越えると難しい
しかし未経験から転職をする場合、年齢が大きな採用基準になります。
なぜなら、企業は転職者にできるだけ長く働いて欲しいからです。若い転職者なら定年までの時間はたっぷりありますが、歳をとれば取るほどその転職先で活躍してくれる時間は短くなってしまいますよね。
加えて、未経験は入社後に一からの教育が必要となり、実際に活躍し始めるまでの準備期間があるのでより年齢が重要視されがちです。
よって、未経験の業界への転職では年齢が若い20代ほど採用されやすく、30代や40代など年齢を重ねるほどに採用されにくいと言えます。
転職エージェントの目線からハッキリ言うと、未経験への転職では35歳が限界ですので、未経験業界への転職を考えているのなら早めの決断が必要になります。
もし35歳を超えている方で未経験の業界に挑戦したい場合は、今の会社にて実績を積み市場価値を上げることをオススメします。マネジメント能力など、今のキャリアや年齢だからこと身につくスキルや経験を手に入れましょう。
女性が働くなら、ルート営業がオススメ
女性の方からすると、営業職というのは男性の人が多いイメージがあるかもしれません。
ですが女性は、コミュニケーション能力や共感能力が高かったり、女性だからこその目線で顧客の気持ちを考えることができたりという面で、十分営業でも活躍することは可能です。
ただ営業職も様々で、業界によっては顧客の急な要望に答える必要があったり、残業が多かったりと、体力がないときついこともあります。
そのため女性には「ルート営業」と呼ばれる営業手法の業界がオススメです。具体的には後述しますが、ルート営業は他の営業ほど業務が体力勝負ではないので選択肢の1つとして考えるといいでしょう。
営業の仕事内容と将来性を紹介
ここまでオススメをしてきた営業職ですが一言に営業といってもその種類は様々で、3つの視点から区分することができます。
- 営業手法(新規営業・深耕営業)
- 営業相手(法人顧客・個人顧客)
- 扱う商材(無形商材・有形商材)
やりたいことや適性もありますが、将来性という点で転職エージェントの私がオススメする営業は「無形商材の法人営業」です。
深耕営業より新規営業がオススメ
営業手法は大きく分けて2つになり、オススメするのは新規営業です。
- 新規営業
- 深耕営業
新規営業はまだ取引がない企業に対してアプローチをして、新たに契約を受注する営業。
全く信頼関係が構築されていない状況から営業をするので難易度が高く、アポイントが全く取れないこともあります。
その分やりがいがあり、給料も良い傾向にあります。
深耕営業はすでに契約している企業に、さらに自社のサービスを提供したり、商品の取引数を増やす営業で「ルート営業」とも言われます。
すでに取引を重ねている企業が相手なので、信頼関係を構築されているだけ楽ではありますが、どれだけ取引数を増やせるか、どれだけ企業からの売り上げを増やすか等、戦略性や交渉力が必要になります。
将来性から考えると、営業としての力を着実に身につけ、選択肢を増やすには
新規営業>深耕営業
と言えるので、市場価値を高めるためには新規営業をオススメします。
個人顧客より法人顧客がオススメ
取引をする相手、つまり営業相手は2つに分かれます。
- 法人顧客
- 個人顧客
どちら顧客を担当にしても営業は難しいですが、市場価値から考えると高く評価されるのは法人顧客を相手にする営業です。
法人顧客相手の方が高く評価される理由は様々ですが、個人顧客に比べてしがらみが多いため難易度が高く、決定時の単価、つまり利益率が高いのが特徴です。
また、様々な企業を訪問するので営業スキルという点でも高く評価されやすいです。
給与面で考えると契約時の単価、報酬が高いためにやはり法人顧客の方が給与の高い傾向にあります。
また、企業相手の場合は土日休みが多いことも特徴です。
有形商材より無形商材がオススメ
次に扱う商材についてですが、こちらも2つに分けられます。
- 無形商材
- 有形商材
この二つの言葉を初めて聞く方もいると思いますが、違いは簡単で商材が形を持っているか、持っていないかの違いです。
有形商材はパソコンや通信機器といった機械製品から、食品や不動産など形のある商材。
無形商材はコンサルティングなどのサービスや、IT商品、金融商品、保険のように形のない商材のことです。
この二つの商材ですが、将来性の点から見ると無形商材の営業が評価されやすいです。
なぜなら有形商材を扱う場合は商品を直接営業、販売するので、たとえ営業力がそこまでなくても商品さえ好きになってもらえれば、つまり商品がよければ売れるからです。
一方で無形商材は形がなく顧客にイメージしていただくことが難しいので、商材がどのような特徴で、どのように顧客に対して利益を産むか、といった営業力が必要となり有形商材よりも営業の難易度が上がります。
さらに、無形商材の場合はいくつかのプランから提案をしたりと、さまざまな提案をするので、幅広いスキルを得られます。
新規・法人・無形の営業がオススメ
以上のことをまとめると、新規顧客、法人営業、無形商材の営業が将来性の点から一番オススメできると言えます。
営業への転職で、自分の市場価値を高めたい方、将来の選択肢を増やしたい方はぜひ新規・法人・無形の営業へチャレンジしてみてください。
営業でオススメの業界を紹介
市場価値を高めるために、オススメする業界は以下の通りです。
- 人材業界
- 広告営業
- システム営業
- webコンサルティング営業
- 金融サービス営業
これらの業界は、先ほどいった様に無形商材かつ法人営業なのでオススメできます。
他にも似た業界は多くあるので、自分にどの業界が適しているのか、どんな業界に転職したいかが分からない場合は有料キャリアコーチングに相談することをオススメします。
営業職に就くメリットとは
営業職に転職することのメリットは以下の通りです。
- キャリア選択の幅が広がる
- 専門知識が増える
- コミュニケーション力が上がる
- 給料が高い、数字が給料につながる
キャリア選択の幅が広がる
営業職は未経験でも転職しやすい上に、しっかりと営業で努力をすればコミュニケーションスキルやプレゼンスキルといった基本的なスキルに加え、自分の扱う商材や業界への知識が得られます。
また、顧客との交渉力などの営業職だからこそ経験できることもあるので、人事や広報の求人では営業経験を求めているものもあります。
加えて営業職というのは顧客と企業の架け橋として働くため、両方の意見を理解できる貴重な存在でもあります。
仮にコンサルタントの営業であれば、サービスの不満や感想を直接顧客から聞けるので、顧客の求めている事がよく分かる上に、企業側としてどの様にサービスを改善するかに関わることもできるので、ビジネススキルとともに市場価値が上がりやすいと言えます。
専門知識が増える
営業職に就くと、自社の商材や業界、競合などの専門知識を身につける必要があります。
なぜなら顧客相手に、自社製品の良さを伝えたり、競合他社の製品と比較した際にどの様な点で自社製品が優れているかを伝えるためには、これらの知識が必ず必要になってくるからです。
この様に業界の専門知識を身につける事により、業界内での市場価値が上がり、同業界でのキャリア設計が非常にしやすくなります。
例えば人材業界での営業経験者が、同じ人材業界で違う職種、会社に転職しキャリアアップをする。といった話はよくある事です。
コミュニケーション力が上がる
営業職を経験すると、ビジネスにおいて重要なコミュニケーション力を身につける事ができます。
営業職は顧客に対して、わかりやすく自社の商品を説明し、なぜ自社製品が優れているかを説明しなければいけません。
それが個人であれば商品の知識がない事も多く、専門知識や用語を噛み砕いて説明しなければならなかったりと、自分の意見をわかりやすく、かつ魅力的に説明する必要があります。
そのため、営業で結果を上げるためには必然的にコミュニケーションスキル、プレゼンスキルの向上が見込めます。
このコミュニケーションスキルもプレゼンスキルも、とても汎用的なものでありどんな業界で働いたとしても必要なものになるので、このスキルを得られる事はとても有意義であると言えます。
給料が高い、数字が給料につながる
営業職は自分の成果が数字に明確に表れるので、自らの評価が明確に行われます。
その為、結果さえ残せばこれまでの社歴とは関係なく評価される事がメリットです。
さらに企業の掲げる売り上げ目標を達成すれば、給料のアップも見込め、昇進にもつながるので、努力の成果が出やすいです。
また、企業によっては成果次第でインセンティブが発生する場合があります。
よって結果さえあげれば給料は次第に上がっていき、高収入が期待できます。
営業職に就くデメリットとは
営業職に転職する事のデメリットは以下の通りです。
- 目標が明確すぎる
- 顧客第一のため忙しい
目標が明確すぎる
メリットでも述べた様に、営業職は自分の成果が数字でハッキリとわかります。
その為、自分の能力を正しく評価されやすい一方、もし思う様に成果をあげられなかった場合も厳しく評価されてしまいます。
また、自分と他の社員で成績に大きく差がある時などもハッキリとわかってしまう為、その様なときにめげてしまう人にとって営業職は難しいかもしれません。
顧客第一のため忙しい
当たり前ですが、営業というのは顧客あってこその仕事です。
何かトラブルが発生した時など、顧客から連絡があれば最優先で対応しなければならないので、夜遅くでも、たとえ予定が入っていたとしてもトラブルの対応に追われがちです。
その為忙しく、なかなか自分のペースで働けなかったり、自分の時間を作りづらい事が傾向にあります。
ただその分やりがいはあるので、営業職への転職を考えている人はある程度忙しくなることは覚悟しなければなりません。
【有料キャリアコーチング】営業職があなたに適性かどうかを判断する
営業職への転職を成功させるために
営業に求められる能力
営業職で主に求められる能力、特徴は以下の通りです。
- コミュニケーション力
- 清潔感
- 自社の商材に対しての知識欲
- 顧客に寄り添える力
顧客に商品やサービスを提供する営業にはなんといってもコミュニケーション能力が必要です。
単に自社商材を売り込むためではなく、顧客に適した商材を提供するには、顧客の抱える問題や潜在的なニーズを引き出す必要があるため、他の業種よりもコミュニケーション力の必要性が高いと言えます。
また、第一印象が重要なコミュニケーションにおいて、清潔感も必要であると言えます。
そして顧客に適切な商材を届けるには、適切な商品知識が必要です。
自社商品の特徴や、どんな人に適しているかといった事を学ぶ事がそのまま、顧客のニーズに答えることに繋がるからです。
最後にもっとも重要な能力として、顧客に寄り添える力が挙げられます。
どれだけコミュニケーション能力や商品知識があっても、顧客のニーズを探ろうとする気持ち、顧客の問題を解決するまで寄り添う気持ちがなければできる営業マンと言えません。
ですが営業職も商売ですので、会社に利益をもたらさなければなりません。
そのため、顧客の事を思う気持ちの一方で会社の売り上げも考えることのできるバランス感覚が必要と言えます。
いい企業を見つけるにはマジキャリ
営業職へと転職することのメリットや、オススメの業界を説明してきましたが、転職活動で企業を選ぶ際に注意してほしい事があります。
それは、転職先がブラック企業である事です。
人によってブラック企業と感じる部分は違います。
そのため、あなたに合う企業を探すことが1番大切です。
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Q4:途中解約は可能ですか?
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Q5:サポート期間の延長は可能ですか?
可能です!トレーナーとご相談の上、お申し付けください。
Q6:転職エージェントと並行して利用することは可能ですか?
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